読み終えた!
金子誠一さんの本で勧められていたので読み始めて、併読10位くらいだったので延々と。
著者の、どん底だったといっていいアイルランドでの少年時代を描く。
イギリスとアイルランド、プロテスタントとカトリックと。
差別がこんなにひどいものだったとは。
自制心のない父のために貧困もひどくて、弟妹が次々死んでいく冒頭はとくに辛かった。
でも不思議と読み続けられるのは、主人公が家族と仲良く、またユーモアがあって、悲惨になりすぎないからだ。
とはいえ、後半になって読むスピードが速くなったのは、私の英語力が上がったのでなく、悲惨すぎるエピソードが減るからだと思う。
そして、どん底だった分、主人公が幸せになるのを見届けるまでは、どうしても本を手放せないという…。
確か、どこかで『itと呼ばれた子』も、虐待がひどすぎて幸せになってくれるまで読み続けられるからと、英語学習に勧められていたな(汗)
ビジネス英語しかなじみがなかったのだけど、教会関係と病名の単語がほぼわからない。
ビジネス英語もまだまだなのに、そのビジネス英語でさえ英語の中では限られた範囲なんだなと再認識した。
限られた記憶力は適切に使おうと痛感。
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