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検診で寿命は延びない

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検診で寿命は延びない (PHP新書 669)

検診で寿命は延びない (PHP新書 669)

  • 作者: 岡田 正彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/05/15
  • メディア: 新書
いつぞや興味をもって、この手の本を数冊買ったのですが この本にたどり着くまでに興味を失って放置していました。 「なぜ、一流の人は「疲れ」を翌日に持ち越さないのか」を読んで 似たような本を続けて読みたくなって、本棚から引っ張り出してきました。 タイトルを読んでしまえば、もう中身は読む必要のない本ともいえます。 この意見に、私はおおむね賛成です。 バリウムを飲んで胃の検査をするだけなのに、えらい目に遭ったことがあります。 (そのときの記事は こちら) 健康診断って、痛くもない腹を探られるというか 健康なのにつらい思いをしたり、体に傷をつけたりしなくてはいけないというのが不快です。 こんなに体に負担のかかる検査なんて 体に不調が出てから受けても、遅くなくないですか? そんなわけで、会社で受ける健康診断は、毎年オプションをすべて断っています。 本当は基本の検診も、受けたくありません。 なので、この本の内容には非常に共感しながら読んだのですが 日本で行われている健康調査は後ろ向き(結果を見てから原因を後で考える) であると書いていらっしゃいますが、 何が前向きで、何が後ろ向きなのか、もうちょっと分かりやすいとよかったかも。 あとは実際にデータを見て、どんな結論を導き出せるか試してみたいと思いました。 例えば、肺がん検診を毎年 2 回律儀に受けた人と、3 年間ほったらかしの人だと 律儀に検診を受けた人の方が肺がんにかかり、死亡する確率が高いのだそうです。 単純に上の 2 行だけ読むと、検診を受けないほうがいいに決まっているのですが この 2 行の結果を出すために、膨大なデータが蓄積されたはずなので 現在盛んなビッグデータ分析をきちんと行うと、おもしろい結果が導き出せるかも? こういう仕事こないかな・・・。 私の経験だけで物を言うと、明らかに 無駄な検診を受けたほうが、身体に余計な傷をつけるから 早死にするのも無理はないです。 最近の医療では、病気の治療ではなく、自覚症状のないうちに治療に入る 「未病治療」が盛んになってきたようですが、私はその治療は受けたくないです。 受けるとロクな目に遭わない気がします。

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