伊集院静さん(64)の「ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石」(講談社)が
第18回司馬遼太郎賞(司馬遼太郎記念財団主催)に輝きました。画像元
副賞では100万円もの金額が贈られるそうです。
ここで『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』の作者・伊衆院静さんとあらすじ/内容、
また司馬遼太郎賞とは何なのか気になったので調べてみる事にしました。
『ノボさん 小説正岡子規と夏目漱石』作者・伊衆院静さんって?画像元


「ノボさん、ノボさん」「なんぞなもし」 明治二十年。新時代の躍動とともに、ノボさんこと正岡子規は二十歳を迎えた。アメリカ渡来のべーすぼーるに夢中の青年は、俳句・短歌・小説・随筆、あらゆる表現に魅入られ、やがて日本の文芸に多大な影響を及ぼす存在となる。 子規は常に人々に囲まれていた。友人、師、家族から愛され、子規もまた彼らを慕った。そしてこの年、東京大学予備門で運命的な出会いを果たす。同じく日本の文学の礎となる、金之助こと夏目漱石である。志をともにする子規と漱石は、人生を語り、夢を語り、恋を語った。明治三十五年、子規の余命が尽きるまで、誰もが憧れた二人の交際は続く。子規と漱石の友情を軸に、夢の中を走り続けた人、ノボさんの人生を描く。 小説家・伊集院静がデビュー前から温めていたのは、憧れの人、正岡子規の青春。野球と文芸に魅入られた若者の姿は、伊集院静の青春そのものだった。三十年にわたる作家生活の中で、ずっと憧れ、書きたかった。書かなければ、先には進めなかった。 『いねむり先生』から二年半、誰もが待ち望んだ青春小説の誕生!などどうやら二人の文豪の出会い。自分の青春と重ね合わせながら青春時代を描いたものだそうです。 読んだ人たちは以下のようにコメントしています。引用元 「前半は史実を元にした小説である。一方、後半は筆者による史実の解説に小説を埋め込む、司馬遼太郎形式となる。勉強になるのは後半だが、子規を感じるのは前半だ。」 「正岡子規の文芸に対する壮絶な人生を書いてた。権力も名声も、望まなかったわけではないだろうが、それよりも純粋に創作熱や研究意欲で人生を駆け抜けた人だった。自分の才能に身を滅ぼされたとも言えるだろう。」 「子規の名前はしれど、人物は知らなかったので、本当に人に愛された人だったのだなぁと涙。漱石とこんな仲の良い人とは知らなかったです。明治という時代の大らかさも魅力的。先日、愛媛に帰省して、ノボさんと漱石の愛されっぷりを目の当たりにしてきたところだったので、感慨深い。」 (やはり読書する人は文章力は違うな… それはともあれ、)キャッチーな内容でその上日本の文学史にも大きく振れた内容は、 感動を与えるのみにとどまらない様子。 e-bookとかでも読めるならぜひ私も読んでみたいなと思いました 司馬遼太郎賞とは 司馬遼太郎賞(しばりょうたろうしょう)とは、文芸・学芸・ジャーナリズムを対象とした賞で、 財団法人である司馬遼太郎記念財団が主催しています。 第8回までは人やグループに対して授与されていましたが、 第9回からは小説・評論を対象とした著作に授与されています。 今回のように毎年年末に発表され、授賞式は翌年2月12日(菜の花忌:司馬遼太郎の命日)に 大阪の司馬遼太郎記念館内にある菜の花忌シンポジウムの会場で行われます。画像元

最初に、報道機関関係者・作家・学者・文化人にアンケートをして候補作品を選び、 次に、司馬遼太郎記念財団を構成するマスコミ11社[1]の候補選定委員会がアンケート結果から候補を選定し、 最終的に、選定作品の中から選考委員の合議によって決定される。としており、受賞者には今回のように正賞で懐中時計、副賞として100万円が授与されるそうです おそらくこれからは書店の店頭などに更に多く並ぶと思いますので、 チェックしてみてはいかがでしょうか? 何かあなたの生活に影響をもたらすかもしれませんね