『手抜き力』 斎藤孝 2014/06
著者は明治大学文学部教授。 最小限の労力で最大限の結果を出しましょうという本。
手間、時間のムダがストレスの元凶になっている。「手抜き力」とは、そうした不要な手間や時間、ムダなことを徹底して省くスキルのこと。
「もし」とか「万が一」ということは考えない。
手抜き力とは「本質を捉える力」。手抜きが上手な人は、要領のいい人。「今やるべきこと」を見極める。手を抜くからこそ、物事の本質に集中できる。
マニュアル&手続き重視が仕事のムダを生む。手続き主義者は「責任を取りたがらない」人。
手抜き界の最大のカリスマは老子。老子思想は「無為自然」。何も為さぬのが一番、あれこれ考えるな、作為的なことはするな、という意味。
優先順位を最優先に決める。 自分の「型」を決めて落とし込む。 「少なめ少なめ」の意識で時間を捉える。ゴールから逆算して必要な段取りを組む。
100%を目指さず、60%の出来を狙う。
決められない人に対しては、選択肢を絞って提示する。
読書は2割読んで8割理解する。
仕事ができる人ほど、エッセンスだけを見て瞬時に物事を判断できる。
手抜き力とは「的外れ」をなくすスキル。
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『手抜き力』
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