今月は、ちょっと遅めの読書の秋なのか
豊作でした。
図書館でも、新しめの作品借りれたし。
http://booklog.jp/users/masahi-6
「旅猫レポート」
オチが読めてるのに、落涙。。。
最近、この手のホロっとに弱いです。
「ガソリン生活」
おいら愛車もデミオですので、感情移入しまくり。
おたくの車もきっとしゃべってますよ。
「屍者の帝国」
夢のコラボ作品。
映画に出来そうなくらい、かなりエンターテイメント寄りです。
ま、虐殺器官も映画化ですが。
「ソロモンの偽証」
質も量も大満足。
中学生の擬似裁判を参加者の視点で追っていきます。
宮部みゆきの、物語力、すごい。
今月は良い本沢山読めました。
ここはあえて、予想外のところから、オススメ。
「今日から地球人」マット・ヘイグ
数学的になんでも説明できちゃう超知的宇宙人が、
粗暴で野蛮な地球人の数学的進歩を阻止しようと、
地球人の数学者に成り代わります。
ところが、地球人に入れ込んでしまい。。。
軽妙な訳文、とぼけた表紙絵、帯の煽り文まで、
この作品を高い所で溶け合わせてます。
異星人って変わった視点から、
人間の強さも弱さも浮き立たせてくれます。
そして、不可解な存在である人を、
苦しくて楽しくて奇々怪々な人生を、
可笑しく、でも、優しく描いてくれます。
なぜミステリ分野にしているかわかりませんが、
まさに人間賛歌であると思います。
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2014年11月の読果
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