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2014年11月の読果

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今月は、ちょっと遅めの読書の秋なのか 豊作でした。 図書館でも、新しめの作品借りれたし。 http://booklog.jp/users/masahi-6 「旅猫レポート」 オチが読めてるのに、落涙。。。 最近、この手のホロっとに弱いです。 旅猫リポート 「ガソリン生活」 おいら愛車もデミオですので、感情移入しまくり。 おたくの車もきっとしゃべってますよ。 ガソリン生活 「屍者の帝国」 夢のコラボ作品。 映画に出来そうなくらい、かなりエンターテイメント寄りです。 ま、虐殺器官も映画化ですが。 屍者の帝国 (河出文庫) 「ソロモンの偽証」 質も量も大満足。 中学生の擬似裁判を参加者の視点で追っていきます。 宮部みゆきの、物語力、すごい。 ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫) 今月は良い本沢山読めました。 ここはあえて、予想外のところから、オススメ。 「今日から地球人」マット・ヘイグ 今日から地球人 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 数学的になんでも説明できちゃう超知的宇宙人が、 粗暴で野蛮な地球人の数学的進歩を阻止しようと、 地球人の数学者に成り代わります。 ところが、地球人に入れ込んでしまい。。。 軽妙な訳文、とぼけた表紙絵、帯の煽り文まで、 この作品を高い所で溶け合わせてます。 異星人って変わった視点から、 人間の強さも弱さも浮き立たせてくれます。 そして、不可解な存在である人を、 苦しくて楽しくて奇々怪々な人生を、 可笑しく、でも、優しく描いてくれます。 なぜミステリ分野にしているかわかりませんが、 まさに人間賛歌であると思います。


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