Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

今夜は 「警視庁長官狙撃事件」 について

$
0
0
お断り

これから 『凶悪事件』 を記事にさせていただくにあたりまして

本では ”仮名” であろうと

”犯人の名前は調べて 実名表記” とさせていただきます


ただ ”被害者の方の名前”

これまで通り ”本では 実名表記” であった場合は ”勝手ながら 実名表記”

”本では 仮名” であった場合は ”仮名表記” とさせていただきたいと思っております


それと 皆さんも ご存知の 『凶悪事件』 も出てくるかもしれませんが

”その事件”

「どのような内容の事件であったのか?」

「その事件の起こった経緯は?」

「その事件の凶悪性は?」


ということを もう一度 皆さんに 知って考えていただければと思っております


中には ”目を伏せたくなるような事件” も 出てくるかもしれませんが

ぜひお読みになられて 起こってしまった 『凶悪事件』

今一度 向き合っていただければ と考えております



<注意>

ただし ”本の内容で 冤罪の可能性のある場合”

”その他のやむを得ない場合” のみ

犯人の名前を ”本の内容通りの表記” にさせていただきたいと思っております



私自身による 誠に勝手な判断だとは思いますが

何卒 ご理解された上でお読みになられてください


本当に勝手ながら どうかよろしくお願いいたします



チナリ」 より <(_ _)>

今夜の記事の投稿が遅くなりまして申し訳ありません 今夜は久しぶりに 『未解決事件特集』 から書かせていただきます この間書かせていただいた事件から もう2週間以上が経つのですね どうも精神的に調子がワルく なかなかお書きできないでいました それでは今回は 『警視庁長官狙撃事件』 について書かせていただきます お読みくださる皆さんも当時のことを思い出していただければと思っております
国家の威信に関わる重大未解決事件

1995年3月30日

空気の澱んだ (よどんだ) 川沿いのマンションで事件は起きた


未曾有 (みぞう) のテロ事件が日本列島を揺るがす中

ときの警察庁長官 國松孝次氏が狙撃される


15年後に時効を迎えたが

未だ解決の糸口は見つかってはいない

警察庁長官狙撃事件

犯人

不明のまま時効成立



被害者

國松孝次さん 当時 警察庁長官


<注意>

この被害者の方はご存命です

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

1995年3月30日

東京都荒川区南千住 隅田川沿いの高級マンション 『A』 にて


当時 警察庁 長官官房総務課 秘書室課長補佐であった田盛正幸さん

当時 警察庁長官であった國松孝次さんをマンションまで迎えに来た


田盛さん (うむ・・・ 8時半になったな)


田盛さんは時間を確認するとインターホン越しに話しかけた


田盛さん 「田盛です お迎えに上がりました」



このとき犯人は物陰に隠れて犯行の機会を伺っていたと思われる



そして國松さんがエレベーターから降りてきた


國松さん (ん・・・ 田盛は通用口の方か)


そして國松さんはマンションを出た


田盛さん 「どうぞ」


そう言って田盛さんは傘を差し出した-----



そのとき 「ドォーン」 と銃声が響いた


國松さん 「がはっ


拳銃だ・・・!」




そして再び國松さんの足が狙撃された


田盛さん 「長官! 大丈夫ですか!!」


(どこか物陰に入らなければ!)




そして更に銃声が轟い (とどろい) た


田盛さん 「長官! 長官!!





これが警察史上最大の屈辱とも言える ”警視庁長官狙撃事件” である





その後 犯人は自転車で逃走


身長は180cmほどでやや痩せ型



犯行時は

『黒い帽子 黒いレインコート 白いマスクをしていた』

との目撃情報がある



だが逮捕どころか未だ目星もつかず





國松長官は一時危篤状態まで陥り

全治1年6ヶ月-----



事件は未解決のまま

2010年に時効を迎えた



何故こんな結果になってしまったのだろうか



原因のひとつは狙撃事件の10日前に起きた 『地下鉄サリン事件』


8日前の3月22日にはその嫌疑がかけられた団体への一斉捜査が行なわれた


そのため人手が足りなくなっていたのだ・・・



また本来ならば刑事部が担当すべき事件だが

理由があって公安部が指揮をとる形となった



刑事警察はいわゆる警察で犯罪を検挙するのに対し

公安警察は国家の体制を守る組織であり 思想犯やテロやスパイを扱う


同じ警察組織ではあるがこのような違いがある



刑事部は立件に向け実際に足で情報を集めて詰めていく

その分 外部との接触が多く情報が漏れる可能性も高い



一方 公安は常時監視している情報から筋道を立てて行動する

秘密の保持を重要視している



このような体質の違いから公安が刑事部を信用せず

情報を共有しなかった


更にエリートと叩き上げの対立も生まれた


警察組織内の対立から面目を保つために

それぞれの推測に固執 (こしつ) してしまった



公安が主導権を握った背景は

テロ組織関与の可能性だけではなかった


それは唯一の遺留品 ”10ウォン硬貨” である


わざとらしく転がった海外の通貨は

国際犯罪をもにおわせたため

公安が動く口実を与え

捜査のかく乱に大きな役割を果たした





米ソ冷戦が終わり

規模の縮小がささやかれていた公安警察は

テロ事件で復権しようと躍起 (やっき) になった



しかし-----



テロ組織に所属していた警視庁巡査長や

強盗殺人未遂犯など容疑者はいたが決定打にならず





2010年3月30日 時効成立



逮捕できなかったにも関わらず 公安は記者会見で


「容疑グループによる組織的なテロと認めた」


と負け惜しみのような発言をした





未だ 『テロ組織説』 『北朝鮮説』 『暴力団説』 『過激派説』 などがささやかれているが

犯人は杳 (よう) としてわからない



そして 未解決にしてしまった原因は警察組織の確執にあったのだ-----

毎回書かせていただいている気がするのですが どうして警察や政治家といった人たちは ”連携をとる” という 基本的なことができないのでしょうね・・・ 特にこの事件に関しましては 狙撃されてしまったのは ”警視庁長官” になるわけですから 警察の威信をかけて捜査しないといけなかったはずです 私から見ればとてもくだらない確執のように思えて仕方がありません 今後 このようなことが起こらないよう しっかりと連携をとっていただきたいものです

Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

Trending Articles