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“マ薬”呼ばわりされ貶められてきた『大麻草』の真のすがたを明らかにする本

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大麻草と文明

大麻草と文明

  • 作者: ジャック ヘラー
  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 2014/10/06
  • メディア: 単行本
当該書籍は、「マリファナ」の本です・・と記すなら、アブナイ本と感じる方もいるでしょう。 著者ジャック・ヘラー(Jack Herer)は、「マリファナの権威」であり、 「ヘンペラー」(大麻草の皇帝)の異名で知られ、アメリカや世界の大麻合法化運動のカリスマ的先駆者だそうです。 ですから、当然、書かれている内容も、麻薬擁護・麻薬推奨の可能性があり、そのように考えるだけで、「とても良識ある市民には、許容できるものではない」と感じるかもしれません。しかし、実際に、読んでみると、そのように偏向したアブナイ印象はありません。 かえって、そのように考えるように、これまで仕向けられてきた(極端な言い方をすれば、「洗脳」されてきた)のだということを知ることができます。 この本を読むと、世界中に蔓延し、人々の生活と密着し、豊かな暮らしを創出していた“自然の産物”である(別な言い方をするなら、神様の造りたもうた)大麻草が、「マリファナ」の異名を与えられて、ワルモノ扱いされ、われわれの周囲から排除され駆逐されていったさまが記されています。 地球にやさしい、ほんとうに、地球を救うだけの力量を秘める大麻草が、にんげんの手による(しかも、大麻草に劣る)化学製品・薬品によって、また、それから利益を得ようとする者たちによって、貶められてきたのです。 そのような者たちの名前に、映画『市民ケーン』のモデルとして有名なウィリアム・ランドルフ・ハースト(新聞発行人)、アンドリュー・メロン(銀行家)、そして、彼らと密接な化学会社としての「デュポン」、レーガン大統領とその夫人、ブッシュ家、クリントンなど政治家、そして、彼らと密接なイーライ・リリー社、ファイザー社などの薬品会社が挙げられています。 以下に目次を示しますが、当該書籍は、“マ薬”呼ばわりされ貶められてきた大麻草の真のすがたを、文化・文明レベルの視点から明らかにする本と言えます。 [第1章] 大麻草の歴史 [第2章] 大麻草の実用性 [第3章] 利益を生み出す植物 [第4章] 合法大麻草の終焉 [第5章] 猛威をふるう大麻取締法 [第6章] 医療大麻とは [第7章] 治療薬としての可能性 [第8章] 大麻草の種子(麻の実)が栄養源に [第9章] 経済:エネルギー、環境と産業 [第10章] 神話、魔術、医療 [第11章] 大麻草を巡る戦争 [第12章] 19世紀の画期的な発見 [第13章] 偏見と憎悪 [第14章] 70年におよぶ抑圧 [第15章] ゆがめられた事実 [第16章] 大麻草の未来 エピローグ 訳者あとがき

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