「二・二六事件と青年将校」 [敗者の日本史19] 筒井清忠著
吉川弘文館 2014年08月01日刊 2014年10月20日第2刷 2,600円+税
「昭和維新運動」から解き明かし、「クーデター計画の実像」、「二・二六事件の勃発と展開」、「二・二六事件の終焉」と詳しい検証を行っている。気軽に読めるものではないので、なかなかに時間がかかった。この本は「敗者の日本史」全20巻の一つ。シリーズ刊行についての一部を拝借、「結果的に敗者となったにせよ、敗者の教訓からは、歴史の『必然』だけではなく、これまでの歴史の見方とは違う、豊かな歴史像を描き出すことで、歴史の面白さを伝えることができると考えています」とのこと。第17巻の「函館戦争と榎本武揚」なども面白そうだ。 (図書館から借りた本)