「東京の自然水124」
著者:廣田稔明
発行:けやき出版
廣田稔明(ひろたとしあき)氏の作品。
1951年横浜生まれ。
明治学院大学文学部仏文学科2年在籍。
東京綜合写真専門学校卒業。
新宿のカメラ量販店企画室、デザイン書出版社電算写植・DTP開発部門勤務を経て、現在編集プロダクション健游舎(けんゆうしゃ)を主宰。
武蔵野台地の大部分は、青梅付近から山間部を抜けて流れ出る多摩川の扇状地形に由来しているという。
東京23区内で見られる湧水にしても、周辺の雨水ばかりではなく、奥多摩方面から気の遠くなるような時間をかけてたどり着く地下水があるということは驚きである。
本書は東京都近辺にある水場の、自然水が出るといわれている場所の写真、いわれなどの案内、略図(地図)、所在地、最寄駅などが紹介された書き物である。
姿見の池、貫井神社、殿ヶ谷戸庭園、戸越公園、原の水神池、大井水神、ママ下湧水、目黒不動尊独鈷の滝、池田山公園、関口芭蕉庵・古香井、清水山憩いの森、赤塚不動滝、中沢用水、妙音沢、またどはしの水、車茶屋の水など、124箇所が掲載されている。
他にコラムや自然水活用ガイドなども書かれており、興味深い。
水に触れるのが健康に良いということは周知のとおりかと思う。
少し前から通っている水場があり、行く度に力をもらえるような気がしている。
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