「現代萌衛星図鑑 第2集」が発売になりました!
2009年に発売され話題を呼んだ「現代萌衛星図鑑」の、待望の新刊。
当時は「かぐや」が運用の最終段階を直前に控え、「はやぶさ」は帰還へ向けての模索が続いていた頃でした。―あれから5年。待望の続編ということで、ホント楽しみにしていた一冊。
第1章の「はやぶさ」で、初っぱなから涙腺が緩みそうになる…。
「擬人化」と「萌え」と、そしてドラマチックな「物語」が見事に相乗効果を成していて、ホント感動的です。解説も本当にわかりやすく、そして面白い。
人工衛星と擬人化の相性は抜群ですね。へかとん先生の漫画も魅力的。
しきしま先生のリリカルで心に響くテキストも魅力。
技術的な解説だけでなく、衛星にまつわる物語や背景、様々な出来事も綴られていて、より愛着も湧いてきます。
そして、いよいよ11月30日に打ち上げになる「はやぶさ2」。
前作「現代萌衛星図鑑」と「第2集」、そして同人誌版。
余談ですが、同じ宇宙モノだけに、TVアニメ「プラネテス」の最終話エンディング「Planetes」なんか聴きながら読むと涙腺がよりヤバくなってオススメです(笑)。あとはそうですね、最近のだと「人格を持った船」つながりで「蒼き鋼のアルペジオ」の「Innocent Blue
」(Amazonデジタルミュージック)なんかもイイ感じに重なるところがあってBGM代わりにオススメ。
「船」と「擬人化」って相性良いのかもしれませんね。









多くの方のご協力を得て第2集をお届けすることができました。「かぐや」帰還の夜から6年、第1集にて掲載された衛星たちもみんな引退してしまい、「現代萌衛星図鑑」は"現代"ではなくなってしまいました。当たり前のことですが、この本で語る衛星達は、皆10年や20年や30年前に「それが何の役に立つのか」と叩かれ、それでもかたくなに実績を積み上げてきた人々が育てた結晶です。ものすごく早いサイクルで結果を求められる世情の昨今、本誌を通して少しでも何かを読み取ってもらえたら、それに勝る喜びはありません。人工衛星や探査機にまつわる数々のドラマや誕生の背景。そして「彼女たち」が成し遂げてきた数々の偉業。そこに込められた想いに触れることができる一冊。読み終えたとき、ふと宇宙(そら)に思いを馳せたくなることでしょう。 絶対の自信を持ってオススメします。ぜひお手元に!
(著者あどがきより引用)
