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小説「妖怪極楽」(嬉野 君)

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妖怪極楽 (講談社文庫)

妖怪極楽 (講談社文庫)

  • 作者: 嬉野 君 カバーイラスト:ワカマツカオリ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: 文庫
【あらすじ】
「歌舞伎町に行って日本語教師になる」。
親の猛反対を押し切って田舎から東京・新宿に来た女子大生・花。唯一のアテは謎の祖父・周蔵じいさんだ。住所を辿って行き着いた場所は新宿コマ劇場跡地、いまは「歌舞伎砦」という異名で知られるひび割れたコンクリートの魔窟だった。ぶんぶんうなる歌舞伎砦の中へ、猫耳の外人ホストに案内される花。砦は魑魅魍魎たちの巣窟で、海外から歌舞伎砦に流れ着いてきた各国の妖怪だらけだった。そして花を待ち受けていた語学クラスは、とんでもない事件が頻発して妖怪達の妖術合戦と化し、教室は大混乱。砦の秘密をさぐり、花は砦の主の元を目指す! (講談社文庫より)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★☆☆ 挿絵お気に入り度 ★★★☆☆ *一般文庫 感想。。。 (2014.10月刊行) 「金星特急」が好きだったので嬉野さんの新作を買ってみました。 タイトルにある“妖怪”という言葉やあらすじを読んで、面白そうだなーって思っていたのですが、ちょっと思ってた感じとは違ったかな。 確かに設定はユニークだし、展開も飽きることなくスピーディに進むし、主人公・花の男勝りなガッツある性格も面白いし、“妖怪”と呼ばれる生徒達も個性たっぷりで、楽しい要素ばかりなはずなのに・・・。 何だろ。 読むのがとても疲れちゃった(苦笑) 「歌舞伎砦」の謎を追う事メインで花と生徒達(妖怪達)の交流がいまいち薄い。 ジンジャーやファンファンはたくさん絡んでくるのだけれど、かといって、温かい友情めいたモノでもなく・・・。 結局、花が日本語教師として「砦」に残った理由も特に生徒達(妖怪達)との友情や絆が芽生えたワケでもない感じだったので、その辺りを期待して読んでたワタシは最後まで物足りない感が残ってしまった・・・^^; お話は面白かったです。 (読了日:2014.10.31)

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