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「大村しげ 京都町家ぐらし」横川公子

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「大村しげ 京都町家ぐらし」 編著者:横川公子 発行:河出書房新社 (らんぷの本) 横川公子(よこかわきみこ)氏の作品。 1940年、愛知県生まれ、武庫川女子大学教授、同生活美学研究所兼務。 国立民族学博物館客員教授(2002年4月~2005年3月)。 専門は生活美学・生活文化・服装文化学。 主な著書に、「京鹿の子―美と伝統―」(共著、淡交社)、「家政知を考える」(共著、昭和堂)、「服飾表現の位相」(編共著、昭和堂)、「服飾を生きる 文化のコンテクスト」(編共著、化学同人)、「テキスト生活美学」(共著、光生館)、「「日用品」の二○世紀」(共著、ドメス出版)、「衣と風俗の100年」(共著、ドメス出版)などがある。 国立民族博物館所蔵大村しげコレクションは、随筆家大村しげが京都市中京区の姉小路の住まいにのこした、ほぼすべてのモノで構成されているという。 衣食住に関わる物や、建具類、仏壇、供え物、漬物石、新聞の切り抜き、使用済みのハガキなど、ゴミに見まがうものまで、計45218点が確認され、収蔵されている。 本書は、京都町屋で生活するなかで必要とされた、衣類、裁縫道具、箱膳、長火鉢、箒などの日用品や、京ことばで「家庭料理」「そうざい」のことをいう「おばんざい」のこと、最後に大村しげの誕生から、インドネシアのバリ島のウブドで亡くなるまでの一生が解説された書き物である。 物に対する愛着や思想、物を捨てない暮らし方、思い出との暮らし、思い出の捨て方など考えさせられる。

大村しげ 京都町家ぐらし (らんぷの本)

大村しげ 京都町家ぐらし (らんぷの本)

  • 作者: 横川 公子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本

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