・悪魔が恋のキューピッド/愁堂れな シャレード文庫
高校のときの同級生で、昼はイケメンだが夜はヘタレ男子の名探偵×助手兼崖っぷちのミステリー作家+悪魔。 イラストも明神翼さんということで、ちょっと期待していたんだけれど……。 この話、どこまでもコメディ。 悪魔はダークじゃないし、昼はイケメンな城田の本性は、ヘタレすぎだし。 イケメンで名探偵なのは悪魔との契約のおかげで、これはサギだろう。 速水の助手は、事件の助手ではなく、依頼人にコーヒーを出すだけ。 しかも、その依頼人は、まだひとりだけ。 話はまだ始まったばかり。 かといって、続きが出れば買うかといえば、たぶん買わないだろうな。 悪魔と契約するかは、そんなに気にならないし。 二人の仲が発展するか(この巻は、キスとさわりっこ止まり)、気にならないし。 うーん… 愁堂さんの話がいろいろと読めるのはうれしいけれど、質を落としたものは読みたくないよ。 ★★↧