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たぶんねこ

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たぶんねこ

たぶんねこ

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/07/22
  • メディア: 単行本
<内容> 日に一度は病に罹っては死にかけていると言われるほど病弱な長崎屋の若旦那・一太郎。ところが、珍しいことに2月ほど何も病気に罹らずにいた。そこで、兄代わりの妖・仁吉と佐助は若旦那に病弱な体を治すため半年の間5つ約束を守ってほしいというが  「しゃばけ」シリーズ第12弾目です。安定のマンネリ化状態です。今回は、短編集って感じですかね。(いや、今までも短編は短編だったけど、短編をつないで大きな一つのお話になっていたので)  今回一番好きな作品は「くたびれ砂糖」でした。若旦那の幼馴染である栄吉が働いている和菓子屋さんのお話です。栄吉にもついに後輩が3人できたのですが、どいつもこいつも生意気で喧嘩が絶えない。さらに運悪く主人たちが体調を崩して寝込んでいる。しかし、その原因が毎日飲んでいる薬に含まれいている毒だとわかり…って内容なんですけど、最後に栄吉が犯人に怒るシーンが素敵。これで栄吉にもっと和菓子を作る才能があればね~って思ってしまいました。  あと、仁吉が活躍する「みどりのたね」や、霊力の弱い幽霊の月丸がでてくる「たぶんねこ」もよかったです。ちなみに「たぶんねこ」は本文中の内容からすると「たぶん…ねこ?」の方が正しいかと(笑)

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