我々はもともと神と一体であり、そのままで完璧である。 本当の自分をもとめて師をもとめたり、勉強したり、修行する必要はない。 すべてはあなたの内なる声に耳をかたむけて、もとの自分に帰ればよい。 人格はペルソナであり、本当のあなたではない。 それは生きていくために身につけた狭い自己であり、内なる声に従うのに邪魔になることさえある。 我々は生まれつき罪深いというのは間違った考えである。 我々はみな生まれながらに善であり、完璧である。 内なる本当の声に耳を傾けて活きることで、幸福になり生きていくのに必要なすべてが手に入る。 今、この瞬間に集中し、「気付き」を大切にしよう。 自分自身を信じれば、どう生きればよいかわかるし、自分の価値を証明する必要も感じなくなる。 時には心の声に従ったために失敗したかのようにみえることがあるかもしれない。 しかし、それは本当の自分になるために与えられた道であり、必要な痛みだと信じてその痛みを味わおう。 神の行うこと(我々の心の声)は決して不必要な痛みを与えたりしない、 もし、あなたが不幸だとしたら、それは自分が不幸になるように願っているし、 自分を小さなとるにたらないものとして扱っているから、神もそのようにしているのである。 あなたの人生に影響を与えられるのはあなただけである。 だれもあなたの望まないものをあなたに受け取らせることはできない。 努力して苦しむことは成功を妨げる。内なる声に従えば、身体を壊すほど働いたり、 他人の望みのために自分を犠牲にしたりすることはないはずだ。 裁くことと識別することは違う。 裁くことは感情に乱れを起こす、苦悩し、状態を泥沼化する、欠乏感、被害者意識、分離感からなる。 識別は、直感的叡智にのっとり賢い選択ができる能力である。識別しているときには安らぎがあり、すべてが善いことを信じて怒ったり誤ったりせずに「ノー」といえる。 あらゆる限界は自分が作ったものであり、幻想である。 だから今自分が信じるものだけでなく、信じることを広げて人生が提供するすべてのものを受け入れよう。 他人や物事を支配しようとしてはいけない。それは不可能だから。 変えられるのは自分の思考=自己イメージである。 不必要なものは手放してみれば、必要なものは手に入る。むしろ手放さないと手に入らない。 我々は変革の時代に生きている。 世界を変えるのはあなたの思考を変えることで成し遂げられる。 確実なものはなにもない。 よりよい未来を思い描けば、それを実現させる力があなたにはある。 この本から受け取れる最高の贈り物は「これを読む必要はなかった」という気づき。 宝石はあなたの中にある。学ぶことはない、思い出せばいい。 あなた自身が何者であるか知り、それを表現せよ。
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