7月10日に発売された『サッカー批評』誌63号のテーマは「サッカー監督の正しい叩き方」です。「叩き方」というと何やら物騒なのですが、批判の仕方についていろいろ考える材料が揃った号です。私はベガルタ仙台の手倉森誠監督についてご依頼いただいて執筆いたしましたが、テーマに合っているかどうかなどなど、読んだ方々にいろいろ考えていただければ幸いです。 監督業はこの世界で最も叩かれやすい仕事なのでこの特集内容になっていますが、監督だけでなく選手やスタッフ、はたまたメディア同士、あるいはサポーターに至るまで、批判の対象にするときには、本来は慎重にすべきことなのですよね。それが今は、ネットの影響でただの誹謗も手軽な批判と勘違いされやすくなっているように思います。誰を批判するにしても、どんなに厳しく、逆にやさしく批判するにしても、敬意を払った上でなければ意味を持たない。執筆し、他の方の記事を熟読した現在、あらためてそのことを思い知らされています。
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