「斉藤真一放浪記」

「斉藤真一放浪記」　Bijutsu Shuppan-sha

表紙絵（オリジナル）　斉藤真一

発行　美術出版社　　昭和五十三年十二月・発行

　前回に引続いての斉藤真一画集です。今回は、氏の面目躍如・ステータスシンボルとも云われる〈瞽女〉を中心に紹介します。詩的ワールドの美的感性には、おもわず引込まれる哀愁漂う作品をおとどけ・・。　

　全145ページの大型(A3版・25cm×33cm)豪華画集！　存分堪能出来ます・・・

　また数多くの自身のエッセイも織り込まれ、｢望郷の唄｣と題する田中穰による〈小説・斉藤真一〉は年譜代わりに読んでも面白い。

　尚、著者詳細・年譜として同書に写真入りで６ページに渡り掲載。　※略譜は前回の項を参照下さい。

26p-27p (Rページ右上)『化粧』1962年／左上『シュミーズの女』1960年

下・円額『ジプシーの子供たち』1961年

(Lページ)『秋の色』1964年

45p (上)『勘吉の家』1975年　

(下右)『炬燵』1976年　／　(下左)『赤い灯の下』1976年

60p-61p　(Rページ)『美人草』1966年

(Lページ上)『夕餉の唄』1969年　／　(下)『シズとコトミ(高田瞽女)1967年

64p　(上)『門付けを終えて』1975年

(下右上)『善右衛門新屋』1969年　／　(下右下)『間垣の道』1974年

(下左)『名立の瞽女達』1969年