「ザ・万字固め」 著・万城目学
万城目学のエッセイ集。面白い。
しょっぱなのヒョウタンへの熱い思いに「ううむヒョウタンとはかくもごとき趣深い愛おしい存在であるものなのか」とため息をついたり(つかないけど)、サッカー、チーム・戦国武将選抜のメンバーに思うところあったり(少々武将マニアの自覚あり)、無垢なる少年の無知なる遊びの結末にホロリとしたり(小学生男子はバカだと再確認)、東電の「やけどのあと」話に薄れてきた現状認識に危機感を覚えたり。
ゆるかったり、軽かったり、アツかったり、アホだったり、色々取り揃われて、やっぱり面白い一冊だった。