届け物はまだ手の中に
石持浅海
読了:2013/07/14
探り合いと騙し合いの果てに明らかになる、驚愕の事実とは!?
楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。
裏切り者であるかつての親友・設楽宏一にこの事実を突きつけなければ、復讐は完結しないのだ。
設楽邸に向かった楡井は、設楽の妻、妹、秘書という三人の美女に迎えられる。
息子の誕生パーティーだというのに、設楽は急な仕事で書斎にいるという。
歓待される楡井だが、肝心の設楽はいつまで経っても姿を見せない。
書斎で何が起こっているのか―。
<登場人物>
楡井和樹…農業試験場勤務の公務員
設楽宏一…親友、ITベンチャー企業社長
益子…カメラマン、二人の恩師
江藤…益子殺害犯、心神喪失状態とされ無罪
染川…江藤の無罪を勝ち取った悪徳弁護士
設楽さち子…妻
設楽大樹…息子
設楽真澄…妹
遠野…秘書
男より女のほうが度胸が座っているっていう典型のラストですね。
それにしても、復讐を近い、お互いに裏切られたと思ったあの瞬間。
なんで、突っ込まないのかなぁ・・・
小学生の頃から一心同体のようにしてきたんだから、
もう少し相手の考えを読めるような気がするのだけど・・・
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