今回は、田中慎弥さん作「共喰い」のあらすじ&ネタバレです。
あのAKB48大島優子さんの感想文も公開されていて話題ですね!
こちらが田中慎弥さんと「共喰い」の画像です。
9月には映画化も決まって、そのキャストも気になりますよね!
今回は、いろいろと物議を醸し出した
作家の田中慎弥さん、そして芥川賞受賞作「共喰い」のあらすじ&ネタバレ、
最後にAKB大島優子さんの感想文までを特集しました!
まずは、作家の田中慎弥さんのプロフィールから。
1972年生まれで、山口県出身の作家さんです。
幼少期からかなりの量の読書をしていて、
高校卒業後の大学受験失敗から、
世間的に言われる「職業」は一切経験していません。
20歳頃より、ずっと作品を書き続けて、
執筆に10年をかけた「冷たい水の羊」で頭角を現し、
以後、何度も芥川賞候補になるものの、落選が続き、
2012年にようやく「共喰い」で受賞しました。
もう、根っからの、生まれながらの作家ですね。。。
そして、話題になったのが受賞の際のコメント。
選考委員、そして石原慎太郎都知事(当時)に向けて
「もらっといてやる(芥川賞を)」と発言しました^^;
これには、いろんな気持ちが入り混じってるんだと思いますが、
この舞台で、この発言ができるというのは、
本当に気が強いのか、信念が強固なのか、
ご本人以外には理解できないですね。
いろんな面で話題の「共喰い」なのですが、
9月に映画化が決まり、さらに話題が集まっています。
書店でも、今は品薄なんじゃないかなぁ・・・
買う予定はないけど、あらすじは知りたい!という方へ
「あらすじ&ネタバレ」を書こうと思います。
これの記事をきっかけに、気になったら読んでみてください。
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舞台は昭和63年。
主人公は篠垣遠馬(17歳)で、父親とその愛人・琴子と
3人で暮らしていた。
父親の職業については、怪しいくらいにしか知らず、
父と別れた母親・仁子も近くに暮らしている、という
複雑な環境で暮らしていた。
遠馬は3人で暮らしているがゆえに、
父親が日常的に乱暴に琴子と体を交わすのを目の当たりにして
そんな父親と生活に嫌気がさしていた。
やがて遠馬にも彼女・千種ができて、
いざそういった関係になった時に
自分も暴力的な行為を求めてしまうことに気づく。
軽蔑していた父親と同じ気質を持っていた。。。
ある日、遠馬が住む町に嵐がやって来て、
町が混乱の中にあった時、愛人・琴子は
見計らったかのように家を出て、姿を消してしまった。
また別の場面。父親はついにタブーを犯す。
父親は、森の中で遠馬を待つ彼女・千種に乱暴をする・・・
<中略>
この事実に遠馬は激怒する。
父親の命を自分の手で絶つことを決めた遠馬。
実母の仁子には制止され、いったん思いとどまるが・・・
父親の元に戻った遠馬が目にしたものは、
父親を殺めた仁子の姿だった。
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この後、仁子は逮捕され、その後の物語も少し続きますが、
本当にざっくりと説明すると、「あらすじ&ネタバレ」は
こんな感じになりました。
お気づきの通り、かなり衝撃的な内容になっています。
そして、集英社文庫の企画
「ナツイチ図書館」にて
AKB48の大島優子さんが感想文を公開!
それも話題になっています^^
以下、一部抜粋。
「この本を読み終えて、登場人物の心情や言動から
「喰い」が「悔い」に変わった。
なぜならば、何かしらの悔いを一人ずつから感じたからである。」
「私は、後悔しないように足下の石を拾い、川を渡り、
夢に向かって喰らいついていきたいと思った。」
一部ですがこのように語っています。
本当にアイドルが書いた感想文なのか!?
と驚いてしまうくらいの構成と文章。
本を読んで、きちんと作品に向かい合っている様子が、
感想文の端々に見られました。
今回は、田中慎弥さん作「共喰い」の
あらすじ&ネタバレ特集でしたが、
これを読んで興味をもっていただけた方がいれば幸いです!
それにしても、大島優子さんの文章力はスゴイ・・・
自分が恥ずかしい。。。汗
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