【これからすごいことになる日本経済/渡邉哲也/13年1月初版】
【これから来る超円安超円高の本命シナリオ/吉田恒/13年4月初版】
ファミマに行くと、目につくところにネット株入門の本が500円ぐらいで売ってました。アベノミクス
でGO!みたいなノリです。我が家は奥さんが家計を握ってるので、株はさせてもらえません^^;
やるなら、自分のヘソクリの範囲で、レバレッジをかけずに、ゼロになってもいい金額までです。
いろんな本を読むと、資産の10分1までぐらいがバクチに回していいお金ということのようです。
だけどそれじゃあ、100万円ヘソクリ貯めても、たった10万円しかまわせません。
この前、コツコツと貯めていたヘソクリがそこそこになったので、その半分ぐらいをネット株で遊んで
みようかと。どうせ寝かせてるお金なんで。SBI証券に○○万円ほど入金しました。
臆病なので、まだ買えてません^^;
最初が肝心なんですよね。今をどうみるか。
まず7月の中国バブル崩壊説。中国がトリガーになって、世界の株価がドーンと下落する。これがあれば、
そく買おうと思って待っています。だけど最近読んだ本では、メインシナリオは中国のバブル崩壊はおき
ない。8%⇒5%成長に鈍化するが、引き続き経済成長する。植草氏の指摘では、ずっと中国崩壊言って
るけどおきないよ、そんなのはと。そうすると買うタイミングを逸する。
次が8~9月ごろの消費増税の導入可否決定。決定すると円高になる。その後に増税開始すると、円安に
なる。理屈は後述します。増税決定前後の相場は難解なので、一度ポジションは手放したほうがいい。
増税が決まるとしたら、駆け込み需要の無い、業績相場モノ(円高を嫌気するもの)の株価が下がる。
そこを買うのがいいのかも。
一番いいのは、7月の中国バブル崩壊、底値で買い、増税回避で円安継続、業績相場モノの値上がり。
ウハウハ売却益^^
難しいのは、円ウォンと日経平均の連動のことを、書いてる本を最近読んでないのですが、今韓国の銀行
にIMFがストレスチェックに入ってますよね。この結果が11月に出る。これで韓国の銀行の健全性に
?がつくと、ウォン安円高になって、これに敏感に反応した海外ファンドが日本株を売り越す。
なにせ日本株の保有の30%、売買の70%近くが海外ファンド勢で、その大半はロボットトレーディング
なので、そのニュースが出れば、瞬時にそういう動きになる。ロボットに勝とうと思えば、マクロを予測して
そこそこの中長期保有しか手がないかもしれません。
以下に読書メモを。
<保八とは何か>渡邉哲也
中国に関して言えば、保八(パオパー)と呼ばれるGDP成長率の8%維持という考え方が完全に崩壊
した。なぜ中国は8%以上の成長を続けなければならないのか。簡単に言えば、債権や株式ファンドの
形で中国に流れ込んでいる欧米からの借入れの金利が、平均8%だったからだ。中国は8%以上の成長
お続けないと借金が払えないということになる。
8%成長は崩れたが問題ない。なぜかというと、いまは先進国側も金融危機によって利下げをしている
ので、それによって先進国の銀行の調達金利も下がっているからだ。いまなら5~6%前後の水準を
維持している限り、中国からのキャピタルフライトはないという構造になっている。
<期待できない中国13億人の内需>渡邉哲也
日本では「中国の内需」への期待が叫ばれるが、比較的豊かな都市部の住人は最大で3億人程度といわ
れている。そのうち富裕層と呼ばれる人口が120万人ほどで、その10倍の1200万人程度が日本
人と同レベルの生活ができているといわれる。そう考えると、今後内需が伸びていったとしても、その
規模はせいぜい1億人弱ぐらいだろう。
ただし日本との最大の違いはモノを持っていないことだ。モノを持っていないからこそみんなが買う
わけであって、かつての日本の「三種の神器」のように、自動車や家電製品が売れていくわけである。
ところが、これもバブルによって増えた可処分所得が支えていた部分が強く、経済が停滞すると成立
しなくなる。一気にクラッシュする可能性もあるといえる。
<円安はどこまでいくか>吉田恒
円安ドル高とは、日米卸売物価規準の購買力平価まで円が戻る動きというのが基本だ。2013年3月
の購買力平価は95円程度。1980年代後半以降の円安で、ドルが購買力平価を最も上回ったのは、
2007年6月の12%。これを現在にあてはめると、足元95円の購買力平価を少し上回る、100
~110円程度となる。また、1980年代後半以降の円安ドル高の持続期間を調べると、4年以上の
円安基調が続いたことはなかった。
今回の円安のスタートは2011年11月75円からだ。これまでのパターンだと2015年までには
円安基調は一巡する。
<消費税増税による為替相場への影響>吉田恒
過去2回の消費税引き上げ後は、ともに1年程度といった比較的短期間に約30円もの大幅円安となった。
1989年の消費税導入から1990年にかけては130円⇒160円。1997年はその後の1年半で
120円⇒150円。
なぜか?過去2回の消費税引き上げ後に共通した現象はインフレ率の上昇だ。消費税増税で物価が上昇
すると(モノの価値が上がる)、相対的に通貨の価値が低下する。つまり円安になるというのが基本的
な理解。またインフレ率の上昇により、名目の金利からインフレ率を引いた実質金利は低下する。この
実質金利低下を受けて、円安になったと考えるのも理解しやすい。
一方で過去2回の消費増税では、引き上げ前まで円高になっていた。これは駆け込み需要が金利上昇を
もたらしたと考えられる。
<業績相場の日本株>吉田恒
業績相場とは、業績が良ければ株価が上がるということ。景気・金利と株価が順相関で、金利と株価が
同方向に動く。これに対する言葉として、金融相場がある。これは金利上昇を嫌気して株価が下落する。
金利低下を好感して株価が上昇する。というように金利と株価が逆方向に動くのが基本。
基本的には、金利(リード役の米国)が上昇すると、米金利上昇=ドル高=円安=日本の株高。
過去10年ほどは、米国の政策金利であるFFレートの推移と日経平均株価のチャートはほぼ連動。
おお~、FFレートと日経株価がぴったりですね!
FFといっても、ファイナルファンタジーではありません。
FFプレリュード(前奏曲)は落ち着きます。クリスタルのテーマとも言います
ゲーム自体は、6と10が好きです。プレリュードのサウンドは、作品によって微妙に違うんですね。
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