イラストでよくわかる きれいな食べ方

ファミリーマートで、お薦め本が何冊か掲載された無料冊子を見つけました。 へー、こんなのあるんだー、と思いながら家に持ち帰り、 ぱらぱらと見たときに目に付いた本がこれです。 きれいな食べ方、知りたいと思っていたのです。 自分で考えるだけでは限界があるし、人の振り見て我が振り直せとは言いますが どれが正解か分からないから、どう直していいのかも分からない。 お手本があれば見てみたいと、常々思っていました。 会席料理のような本格的なコースから 博多ラーメンやもんじゃ焼きのようなカジュアルな食事まで 幅広い食べ物の「正しい食べ方」が書かれています。 「正しい食べ方」は、あまり考えすぎると食べるのが楽しくなくなるのですが 少しは考えないと、周りに失礼なので、常に考えさせられるテーマです。 読んでみると、今まで知らずにしていたことが、マナー違反だったりして 頭を抱えたくなりました。 魚の切り身にはかぶりついてはダメで、お箸で一口大に切り分けるのが正解だったのですね。 こんなこと知らんかったんか！と言われてしまえばそれまでなのですが 上手く切れないときもあるしな・・・。 あと、揚げ物につける塩は、手でつまんでかけるのが正しくて、 揚げ物を塩の山につけるのは間違いだということも分かりました。 手間を惜しんではいけないということですねorz 他に、たこ焼きは一口で食べるのが正しい、と書いてあったのですが 猫舌の私にはたぶんムリ、とかいうのもありました。 フルボトルのワインが余った場合、ほとんどの店では持ち帰りが可能、 というのを知らなかったのは、ワインが余るなんてことが、未だかつてないからです・・・。 この年になっても、きれいな食べ方って知らないもんだな、と思いました。 情けない話です。 完全カラーではないですが、イラストたっぷりの本で、 正しい食べ方が良くわかります。 また、たくさんの料理の食べ方を紹介するために、 すごい数のお店を回って、取材をお願いしたようで、 書き手の苦労が伝わってきました。 あとがきは、ある店のオーナーに「この本の取材に応じてくれた店は信頼できるかも」 と言われたと書いてあり、なるほど、そのとおりかもと思いました。 「その人が美味しく食べれば、それでいいので」と言って取材を断る店よりは はるかに食べ物、つまり自分の提供する商品にこだわりのある、良い店だと思います。 その良い店のリストが巻末に載っていますが、いかんせん、全ての店が関東圏にあります。 残念だわ。