December 26, 2013, 4:38 pm
遥か宇宙から到来した船がいま地球上の巨大都市に近づいていた。
船はどんどん下降し遂には人類を目視できる距離まで近づいたのだが、地上の人間はまだ誰ひとりとして気づくものはいない。
侵略者は音声による接触を試みた。ファーストコンタクトだ。
「おい、地球人ども。今すぐ地球を我らに明け渡すのだ」
しかし彼らの言語は地球人には早口過ぎて伝わらない。
ぶんぶんという羽音に似た音声が再び告げる。
「抵抗をしないなら、奴隷として生かしておいてもいいぞ」
ようやく地球の男は耳元で羽音を鳴らしているそれに気がついた。
「うっとうしい虫だなぁ、こいつ」
バチン。
言うなり男は耳元でぶんぶんうるさいそいつを両手で叩きつぶした。
了
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December 26, 2013, 4:50 pm
一生イノベーションを起こしつづけるビジネスパーソンに
なるために20代で身につけたい読書の技法
著者: 千田琢哉
発行所: アイバス出版
2013/09/05第1刷発行
ISBN: 978-4-86113-492-0
定価: 1200円(+税)
128x188mm P.174
川西市立中央図書館/所蔵
書名が長いので端折りました。(; ;)
自己啓発本を何冊も書いている著者らしく、
2ページごとに1つの題目と完結な内容を
書いています。読書の心構えを学ぶには
ちょうど良いかも知れません。
「絶望したら読書」というのは勇気を得られる
言葉でいいです。
「本を捨てる」という章があるのが面白いです。
私はなかなか本を捨てられません。売れ残りの
本を一杯抱え込んでしまっています。
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December 26, 2013, 6:50 pm
『油を断てばアトピーはここまで治る』 永田良隆 2006/01
著者は下関市立中央病院医師。 アトピーの食事療法に関する本。
アトピーは皮膚の上で起きている「火事」。燃料は間違った食べ物。「燃料」を断って「消火活動」=ステロイドによる治療を行う。
アレルギー疾患は食事療法で体質が改善すれば、必ず根本から治る。
特に問題となるのは植物油の取りすぎ。植物油に含まれるリノール酸が問題。取りすぎた植物油は皮膚表面に排出されかゆみの元になる。
もう一つの原因が動物性タンパク質の取り過ぎ。卵は大人でも週に1~2個しか完全消化できない。
タンパク質が分解される途中にできる「ポリペプチド」がジンマシンの元。
リノール酸が多く含まれる、マヨネーズやドレッシングはやめるべき。
軽症のアトピーなら、生卵はダメだが焼けば問題ない。
最重症の人では、米でも発症する。米によるかゆみは最も強烈。牛乳によるかゆみの50倍。米に含まれるタンパク質が問題と考えられている。
食事のときに良く噛んで、運動をすることがアトピー治療を早くするポイント。
「非アレルギー型のアトピー」といいうものがある。原因は過食。
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December 26, 2013, 8:01 pm
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December 26, 2013, 10:06 pm
あらすじ
雪屋のロッスさんは、トラクターに似た造雪機に乗って、ほうぼうの街をまわります。大晦日、誕生日、スキー大会、クリスマス。ロッスさんの雪は、結晶のか
たちに工夫がこらされ、通常の三倍長持ち。さて、ある冬の夜のこと――。「なぞタクシーのヤリ・ヘンムレン」「調律師のるみ子さん」「犬散歩のドギーさ
ん」「見張り番のミトゥ」……この世のふしぎがつまった31の小さな物語集。
(amazonより)
心温まるほっこりとした物語を想像していましたが
なかなかシュールなお話。
棺桶屋の話を読んでいてエドワードゴーリーの「不幸な子供」を思い出しました。
少々分かりづらい話もありましたが、
後になって思うとそれはそれで味があうるような気もしました。
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December 26, 2013, 10:42 pm
e-honで予約していた新刊を、銀行の帰りにとってきた。
仕事する気がしない、ダメな私……。
・クリスマスワルツ 伯爵家の情人/華藤えれな X文庫WH
ドイツの伯爵家のお家騒動とあとがきに。弁護士×孫? なんか、こういう設定ばかりだね、華藤さん
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December 26, 2013, 11:15 pm
早いもので、今年も残りわずか!
本年も小社書籍をご愛顧いただき、ありがとうございました。
童話屋は、来たる午年の企画として、またまたビッグタイトルを温めております!
そのうちのひとつ…われらが「のはらむら」いよいよ誕生30周年を迎えるとか?!
「のはらうた」イベント、何が飛び出すかはお楽しみ♪ 私たちも楽しみ♪
まずは、初荷に中原中也の詞華集が登場します。1月下旬発売です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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December 27, 2013, 12:19 am
宮部みゆき/集英社/お薦め度 ★★★★
「名もなき毒」から7年、シリーズ第三弾にして完結編!?
今度もバスジャック事件に遭遇する杉浦三郎。しかも人質として・・・
バスに乗り合わせた被害者は運転手を含め7人、女性の運転手、老女、杉浦の上司でもある編集長は早々に解放され、杉浦を含めた4人が人質に。犯人は拳銃をもった老人ひとり!
犯人の要求は3人の人間を探し出し、1時間以内にここに連れてくること。
バスのなかで交わされる奇妙な会話、人質のみなさんに犯人が慰謝料を払う、その段取りはしてある、と!
事件は警察の突入と犯人の自死で解決を見るが、約束通り慰謝料が各自に届く。どういう理由でこうなったか真相究明に乗り出す面々、そこで明らかになる闇とは・・・
物語ですから真相究明は二転三転するのですが、予想外の完結編とおぼしき「驚愕」がラストに待っています。
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December 27, 2013, 12:47 am
少女マンガではないよ。
![青の群像―原子力発電草創のころ 青の群像―原子力発電草創のころ]()
今、Amazonのリンクを貼るべく検索したら全く同じタイトルの少女マンガ単行本ばかりヒットして閉口しましたが本書は全然関係ありません。例によって馬込図書館の廃棄本、図書館司書と言えばサヨクの巣窟だからこんな原発推進派の本なぞけしからん!焚書にしてやる!と言う言論統制でも何でもなく、バーコード管理の昨今貸出実績の無い本は廃棄処分になるようで。この調子だと今時の人(年配者含め)は文学全集なぞ手にも取らないので貴重な書物が廃棄処分の憂き目に遭うのも時間の問題かも。
本書の場合は寄贈本でして、しかも電気新聞なる電気事業者向け業界紙で連載した物を単行本化したらしい。そういや昔の知り合いで「月刊バーコードマガジン」編集部の人とか居たしね、業界紙は奥が深いと言うかワケ分らんです。そんな業界紙だけにジャーナリスティックな(革命的マルクス主義)批判精神なぞまるで無くヨイショと言えばヨイショなのは業界紙のならいだしどうこう言っても仕方ない。
と言う執筆スタンス以前に読み物としてはどうよ?と言うのは、何しろ登場人物が多過ぎる。それぞれ名前の後に(後に~電力役員)だの(後の~会理事)とか業界人なら誰でも知っている重鎮ばっかりなんだろうけど門外漢の私には意味不明なので、大してアカデミックな内容でもないのに二度読みしたくらい。それと、その多過ぎる登場人物が群像劇として海外留学先から・国内から原子力発電の火に向かって収束していくのかと思いきや中途半端なところでお話が空中分解してしまうと言う読み物としてもどうか?
なので、あらすじとしては「兵器」の原子力を平和利用しようと言うアイゼンハワー大統領の「アトムズ・フォー・ピース」宣言を受けて日本国内でも原子力機運が高まり、中曽根康弘が予算を付けたり正力松太郎が初代原子力委員長に就任したり「電力の鬼」安永松左エ門が絡んだりと、一般読者向けにするならこの3人中心に話を廻した方が面白いだろうな。何でも秋の新聞週間の標語が「新聞は世界平和の原子力」だった時もあるそうで、讀賣新聞率いる正力氏の腕力と言うか今の脱原発キャンペーンとの格差が凄いと言うか。
本当に手探りだったのだなと感心するのは、最初期の原子力発電所が、原子力潜水艦「ノーチラス号」の原子炉に改良を加えて開発した原子力空母「エンタープライズ号」の原子炉をそのまま陸に上げて発電所を作ったとか何とかで、本当に初期はノウハウも何も無かったんだなと。エンタープライズは昨年退役しましたが、そんな太古のシステム運用し続けたのも凄いね。
そんな軍事技術の転用、それも当時の最高機密だけに「原子力発電」なる概念は有っても具体的な話は全て最高機密なので資料集めに四苦八苦していたところ、1954年に機密開示に転じた米国サイドから国会図書館に重量1トン分の原子力関連の資料提供があったとか。本書はそんな、手探り時代の勉強や翻訳の苦労話が見所と言うか話がそこで終わってしまうと言うか。
そんな、ややもすると「蘭学事始」みたいな内容ですが、福島第一でガキの使いなメディアが「ホウ酸水注入」と連呼していたのも原語では「リキッド・ポイズン・インジェクション・システム」で直訳すると「液体毒物注入系」となるところを当時の皆様が知恵を絞ってホウ酸水で落ち付いたそうな。その他使用済み燃料の仮置き場が「斎場」で使用済み燃料の容器が「棺桶」と英語圏のジョークは固い日本人には受けないね、日本も「餓鬼」「畜生」「因縁」とか言うから変わらないか?しかし、直訳すると言葉狩り上等な「良心的日本人」に燃料投下する事になっちゃうね。
表現の話は面白くて、大卒の物理屋が「冷却材」なる表現を使うのが当時水力と火力発電しか無かった電力会社の技術者にしっくり来ないから「水と言え」と言うのももっともな話。原子炉も現在の様に燃料棒を上げたり下げたりする方式が確立しているでも無く、逆に炉内に液体の冷却材と燃料棒が有ると放射線の進路の計算が難しいとか。無論コンピュータなぞ無い時代に機械式計算機なぞを使って炉の設計をしていたんだから凄い時代だよね。岩波新書の「原子力発電」を読めば専門家になれる今とは違いGW返上で上下千ページ以上の入門書を読んでその後は読み合わせや復習までしないと駄目だし。
戦後日本の電力事情は、空襲で壊滅した非効率な火力発電所を修理して使いつつ、水力発電所をどんどん開発しつつも海外から高効率の火力発電所を輸入しつつで、今上天皇のご成婚辺りからの「三種の神器」と呼ばれる家電ブームで夏場のピーク需要が毎年更新され続ける(今日に至る)有様。当時はまだ採算性も効率も出力も低い原子力をそれでも研究開発し続けた当時の電力業界は科学と経済が判っているんだなと。
翻って現代日本は貿易収支赤字垂れ流しで原子力発電所を動かさずに火力一辺倒で、その理由も科学とか経済効率じゃなくてワイドショウや女性週刊誌でバッシングされるタレントを嫌うがの如くな「おばさんの論理」とでも言うべき好き嫌いを根拠で反対するのがどうも、社会保障制度同様、発電コストの上昇も将来世代に負担を転嫁しているだけじゃないの?特定世代のタダ乗り根性が強過ぎる。シェールガスだかメタンハイドレードの恩恵を発電業界が受けるようになれば事情も変わってくるかもだけど。
皆で勉強した、でも原子力ブームが去ってチームには火力に返り咲いた人もいる、と言う何かそこで唐突に終わっちゃうんだけど。ただ、放射脳の人が言うフクイチこと福島第一発電所の馴れ初めが最後にさらっと書いてあるのが今となっては興味深いなと。福島県サイドから産業の無い双葉郡周辺の地域振興として、旧陸軍航空隊の基地であり、戦後は堤康次郎が製塩業を営んでいた土地を提示されたとか。
その浜通りの土地で地下水のボーリング調査をしてみたり、地盤や取水として好適地と判断され1960年に用地取得に動き出すとかで地下水豊富なんだと複雑な思い。因みに当初伊豆も候補地だったけど地震が多く岩盤に亀裂が入っていたから止めたとの事、地盤と言う観点から地震に強いと判断したんだけど、まさか津波が来るとは思って無かったんだな。2011年3月まで津波があんな物だと判っていた日本人もほとんどいなかったと思うけど。
皆で頑張って勉強したと入っても付け焼刃と言うかフロントランナー故の暗中模索からくるお粗末さも見られ、放射能漏れなどに対する備えが甘い物も初期の設計には見られたとかで、設計の古い物はやはり新型炉に刷新したいなと。放射能漏れ事故と言えばチェルノブイリとフクシマみたいに言われますが、1957年の英国ウィンズケール原子炉火災事故と言うのも有ったのを本書で知りました、当時の英国政府の対応も現代の東電や日本政府以上に酷いんであんまりとやかく言われたくないよね。
これから原子力発電をやるんだ、と言う時に電力会社サイドは民間でやると言う気概を持っていたのは良いね、「社会化された産業」の非効率さが身にしみていて官僚機構には任せたくないと言う当時の電力業界は偉いと言うか。日本も明治政府以来戦前は欧米の制度を学んでいたので案外何でも民間がやって競争するのが当たり前だったのが、戦争前に何でも社会化して戦後もその非効率な社会化が生き延びてしまったからね。今回の騒動でもそんな「民間より社会化した方が優れている」とか馬脚を現す御仁が多い現代日本も何とかならないのだろうか?
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December 27, 2013, 12:52 am
今日コンビニに零戦の特集本があったので買ってきたのですが・・・・。
![CA3C0245.jpg]()
右が今回購入した本。左は本棚にあった2011年6月号。よく見ると今回のには「別冊」と書いてありますが・・・。
今回購入した本を読んでいるうちに既視感が・・・・。
表紙が違うけど中身は2011年6月号と寸分違わず。
表紙が違うだけでした。
6月号にあった零戦以外の記事を削っただけなので20ページほど少ないのも腹が立ちます。 (まあ、現存零戦の紹介が数ページありますが)
こんなこと許されるの?
金返せー。
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December 27, 2013, 12:54 am
羽鳥書店の2013年の営業は本日が最終日です。
今年1年ありがとうございました。
2013年は以下の5冊の本を刊行いたしました。
小林康夫
『こころのアポリア――幸福と死のあいだで』
イデアの人 小林康夫の思惟のタペストリー
32のエッセー・小論を、辞書的項目を掲げてまとめる
ここ十数年のあいだに、それぞれまったく異なる機会に書かれた32本。
「幸福」と「死」の両極のあいだで、そのときどきの生と思考の痕跡を記す。
「〈屑〉という本質的に断片である〈非-作品〉を取り集めることによって『無の光』が差し込むべき場をつくるという発想を惹起した。そうしたら、そのような非-統一性の場として、(もちろん矛盾の表現だが)不完全な「辞書」の空間のうちに自分が書き散らした〈生の破片〉、〈屑〉としてのテクストすべて投げ込もうか、という乱暴な計画が勃発した」(「あとがき」より)
松浦寿輝
『波打ち際に生きる』
東京大学で教鞭をとりながら、詩人・小説家・批評家として活躍してきた著者の「東京大学退官記念講演」(2012年1月16日)と「東京大学最終講義」(2012年4月26日)を一冊にまとめる。巻末には、著者のコメント付き著作一覧を収録。
桃山邑 編
『水族館劇場のほうへ』
此の世の外へこぼれてゆけ ! !
巨大な特設テント劇場で催される吃驚カーニヴァル
来たよで戸が鳴る 出てみりゃ風だよ
現代河原者の徒党による21世紀の明宿集!
水族館劇場は「スペクタクル」と「テアトロン」の、
まさしく原義、原点に帰るべき劇団である。 ――学魔・高山宏
工藤庸子 訳解説
『いま読むペロー「昔話」』
文芸サロンで解き放たれる太古の夢想――
赤ずきんに「赤い」頭巾をかぶせ、
猫に「長靴」をはかせた、
17世紀フランスの宮廷作家
シャルル・ペローとは何者か?
世界中で読み継がれてきたペローの『昔話』は、もともと大人向けの読み物として貴族の文芸サロンで誕生した。民間伝承と宮廷文化との出会いから生まれた物語の背景をふまえ仏文学者・工藤庸子が新たに訳す。充実の解説付。
山口晃
『すゞしろ日記 弐』
エッセー漫画 待望の第二弾
面白きことも無き世を、面白く!
画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
各地での個展開催、小林秀雄賞受賞とますます大活躍の画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。「UP版すゞしろ日記」第51~100回を中心に、各バージョンもたっぷり。「美術の窓版すゞしろ日記」(美術の窓)、「冷泉 家の起こり」(芸術新潮)、「当世養生訓」「当世夫婦道行」「当世おくの細道」「青春物忘れ」「当世胸算用」(文藝春秋SPECIAL)、「当世お伊勢参り」(産経新聞)、「セザンヌ紀行」(BRUTUS)、「美術手帖版すゞしろ日記②」(美術手帖)、「私的 谷根千マップ」(和楽)、「スターウォーズ 帝国兵半生之記」(朝日新聞)を収録。カラー原画はカラーで再現。
2014年は1月6日(月)より営業を開始いたします。
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December 27, 2013, 2:00 am
第6位(同点)Trevanian, The Summer of Katya 1988年に読んでいる。
第5位 Russell Braddon, The Finalist
![The Finalists The Finalists]()
The Finalists
- 作者: Russell Braddon
- 出版社/メーカー: Michael Joseph Ltd
- 発売日: 1977/06/13
- メディア: ハードカバー
第3位 Fredelick Brown, The Fabulous Clipjoint
第3位(同点)Richard Stark, The Hunter
第2位 Tony Kenrick, A Tough One to Lose
第1位 Randall Garrett, Too Many Magicians
2冊しか読んでなかったか。英語版のほうが手に入りやすそうだから、気にかけてみるか。
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December 27, 2013, 2:16 am
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December 27, 2013, 2:18 am
超おすすめの小説、面白い小説「博士の愛した数式」とそのモデル
■「放浪の天才数学者エルデシュ」 ポール ホフマン (著), 平石 律子 (翻訳):草思社(刊)
どこにも所属せず、定住地を持たず、古びたブリーフケースには替えの下着とノートのみ。
世界中を放浪しながら、一日十九時間、数学の問題を解きつづけたという伝説の数学者、ポール・エルデシュ。
四大陸を飛びまわり、ある日突然、戸口に現れて言う。「君の頭は営業中かね?」
八十三歳で死ぬまでに、発表した論文は1500、有史以来どんな数学者よりもたくさんの問題を解き、しかもそのどれもが重要なものであったという。
悩める奇才ゲーデルを励まし、アインシュタインを感服させたエルデシュ唯一のライバルは、美しい証明を独り占めしている「神さま」だけだった。
子供とコーヒーと、何よりも数学をひたすら愛し、史上最高の数学者にして宇宙一の奇人。数学の世界をかくも面白くした天才のたぐいまれなる人生を描いた本。
実話です。
「博士の愛した数式」小川洋子(著)の主人公のモデルと思われる。
こんな人生を歩んでみたい。
「放浪の天才数学者エルデシュ」
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794218540/horaihonoyomu-22/ref=nosim/
●「博士の愛した数式」は記憶時間が80分の数学者と家政婦とその息子の心暖まる話。
この年末年始に超おすすめの面白い小説です!!
1990年の芥川賞受賞以来、1作ごとに確実に、その独自の世界観を築き上げてきた小川洋子。
事故で記憶力を失った老数学者と、彼の世話をすることとなった母子とのふれあいを描いた本書は、そのひとつの到達点ともいえる作品である。
現実との接点があいまいで、幻想的な登場人物を配す作風はそのままであるが、これまで著者の作品に潜んでいた漠然とした恐怖や不安の影は、本書には、いっさい見当たらない。
あるのは、ただまっすぐなまでの、人生に対する悦びである。
家政婦として働く「私」は、ある春の日、年老いた元大学教師の家に派遣される。
彼は優秀な数学者であったが、17年前に交通事故に遭い、それ以来、80分しか記憶を維持することができなくなったという。
数字にしか興味を示さない彼とのコミュニケーションは、困難をきわめるものだった。
しかし「私」の10歳になる息子との出会いをきっかけに、そのぎこちない関係に変化が訪れる。
彼は、息子を笑顔で抱きしめると「ルート」と名づけ、「私」たちもいつしか彼を「博士」と呼ぶようになる。
80分間に限定された記憶、ページのあちこちに織りこまれた数式、そして江夏豊と野球カード。
物語を構成するのは、ともすれば、その奇抜さばかりに目を奪われがちな要素が多い。
しかし、著者の巧みな筆力は、そこから、他者へのいたわりや愛情の尊さ、すばらしさを見事に歌いあげる。
博士とルートが抱き合うラストシーンにあふれるのは、人間の存在そのものにそそがれる、まばゆいばかりの祝福の光だ。
3人のかけがえのない交わりは、一方で、あまりにもはかない。
それだけに、博士の胸で揺れる野球カードのきらめきが、いつまでも、いつまでも心をとらえて離さない。
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博士の愛した数式 価格:1,575円 (2011/12/29 18:00時点) 感想(11件) |
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December 27, 2013, 2:25 am
■お勧めのビジネス書:「面接力」梅森 浩一 (著)
他の「面接ハウツー本」とは、一線を画した出色の出来栄えだ。
さすがにこれまでに数千人のスタッフを面接した経験の持主だと思う。
それも、人事評価にシビアな外資系金融機関の人事部長だ。
まったりとした国内企業とは違う厳しさを教えてくれる。(スピードや人事評価などについて参考になる。僕も国内、外資と渡り歩いて来たので実感!)
「面接力」(対話力、コミュニケーションスキル)とは「自分との対峙から始まる」というビジネスの真髄も学べる。
転職やリストラ時の面接(コミュニケーション)方法まで書かれていて、一石四鳥です。
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166604147/horaihonoyomu-22
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December 27, 2013, 2:44 am
★宇宙創成(上下)
(新潮文庫) サイモン シン (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102159746/horaihonoyomu-22
宇宙はいつ、どのように始まったのか?
人類永遠の謎とも言えるその問いには現在、ある解答が与えられている。
ビッグバン・モデル。
もはや「旧聞」の感さえあるこの概念には、実は古代から20世紀末の大発見へと到る意外なエピソードと人間ドラマが満ちていた―。
有名無名の天才たちの挑戦と挫折、人類の夢と苦闘を描き出す傑作科学ノンフィクション。
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December 27, 2013, 2:45 am
お勧めのビジネス書★3秒で夢をかなえる仕事術 (日本実業出版社) 清水 克彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534044682/horaihonoyomu-22
■「時間の使い方」を変えれば、あなたの「一生」が変わる!
■本書で学べることの一部
・3秒で結論を出す特効薬
・朝イチの時間を活用した3行メール
・相手に好感を持たれる「非勝3原則」
・3秒で自分の「売り」をアピールする方法
・気持ちを3秒で切り替えるペップトーク
・成功者に必要な3つのP
このテクニックで、あなたの夢を上手にプロデュースしよう。
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December 27, 2013, 2:48 am
お勧めのビジネス書★「人を動かす」 (創元社) デール カーネギー (著)
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4422100513/horaihonoyomu-22
■あらゆる自己啓発本の原点。定番中の定番、古典中の古典。
しかも内容は色あせていない。
■リーダーシップを発揮したい方はもちろんのこと、モニターやCRCの皆さんにとっても、多くの人に気分良く動いてもらいたい人たちにとって必読の書。
■本書で学べることの一部
・人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示する
・操られていると相手に感じさせないようにしながらつき合う基本的な手法にも重点を置いている
・相手に好かれる方法
・自分の考え方に相手を引き込む方法
・相手の感情を害することなく、あるいは恨みを買うことなくその人の考え方を変える方法
この1冊が、あなたの世界を変える。
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December 27, 2013, 2:52 am
お勧めのビジネス書★「分かりやすい説明」の技術 最強のプレゼンテーション15のルール (講談社) 藤沢 晃治 (著)
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573873/horaihonoyomu-22
■あなたの説明は、なぜ分かりにくいのか?
そもそも「分かる」とはどういうことなのか?
そこから考えて生み出された、説明上手になるための15の法則。
■僕のプレゼンのスタイルは実は、8割以上がこの本からきている。
■著者のブルーバックスにおける「分かりやすい」シリーズ3冊のうちの1冊で、この本の前後に「表現の技術」「文章の技術」がそれぞれ出ている。
■プレゼンのつかみから、中だるみをさせない方法、インパクトを与える最後の決めゼリフまでの流れを身に着けよう。
この1冊が、あなたのプレゼンを確実に変える。
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062573873/horaihonoyomu-22
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December 27, 2013, 2:58 am
お勧めのビジネス書★図解 なぜか、「仕事がうまくいく人」の習慣
―世界中のビジネスマンが学んだ成功の法則
(PHP研究所)ケリー グリーソン (著)
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569649149/horaihonoyomu-22
■世界19ヶ国で出版された超話題作!
ビジネス・テクノロジー協会(IBT)がまとめた、今すぐ身につくテクニックの数々。
多くの人は、これができていないために苦労している。
最小の時間で最大の効果を上げるには?
できる人はみな、仕事のテクニックを心得ている。
そのエッセンスを惜しみなく一冊にまとめた本。
■仕事に優先順位をつけるな。すぐにやれ!
■仕事の前に、「計画」作りに時間をかけよう
■仕事の計画は、1週間単位でチェックする
↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569649149/horaihonoyomu-22
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