英文版は入手している。6月下旬には和文版も発行されることになるが、英文を発行してから随分時間が掛かったのは、日本特有のいろいろな理由があるからかだろう。また、なぜこの時期に発行されたのか?それは、日本を取り巻く歴史問題が、時間の経過とともに却って肥大化し、大きくのし掛かった来ているからかも知れない。私は、和文が出版されて良かった、と思う一方で、どこかに複雑な気持ちもある。
私は、この本を読まなくとも、これらの事実を随分昔から知っていた。本も読んだし、年長者からいろいろな話を聞いていたからだ。過去の出来事を歴史として、冷静・客観的に接することが出来るようになるには、ある程度の時間、否、十分な時間が必要なのかも知れない。
蛇足だが、あの時代は、「他国に対する思いやりのない時代だった」という、司馬遼太郎の言葉に多くのことを考えされられる。
以下、参考のため英文版も掲載しておく。
米国の小中高校?で副読本として採用されたが、反対する人たちもいたらしい、と菊が未確認である。
krause