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カササギたちの四季

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カササギたちの四季 (光文社文庫)

カササギたちの四季 (光文社文庫)

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/02/13
  • メディア: 文庫



評価:★★★☆

2年前に開店したリサイクルショップ・カササギは、
赤字続きで経営は火の車。しかしそんなものにめげないのが
店長・華沙々木(かささぎ)くんと、店員の "僕" こと日暮(ひぐらし)くん。
そして、 "ある事件" をきっかけに
店に入り浸るようになった中学生・菜美ちゃん。

カササギの二人が出会う、ちょっと気になる "小犯罪" 。
タイトルに「四季」とあるように、4つの事件が描かれる。

ショップの倉庫に置いてあるブロンズ像に放火されたり、
神社の鳥居を作るための神木に傷がつけられたり、
忍び込んだ泥棒が猫だけ盗んでいったり、
寺の住職が結婚記念日に買った貯金箱が壊されたり。

ホームズを気取って、華麗(?)な推理を巡らせる華沙々木くん。
彼の披露する "真相" に、一同はあっと驚くんだけど・・・
しかしながら、事件の "深層" に迫っているのは、
表向きはワトスン役に甘んじている日暮くんの方なのだった。

どの事件も、終わってみれば
ちょっぴり心がほのぼのするお話になっている。
それは、4つの事件に共通して
(程度の差はあれ) "親子の情愛" が描かれているからだろう。
もっとも、それを堂々と前面に出しているものもあれば、
最後になるまで表に出てこなかったりするものもあったりと、
描かれ方は様々なんだけど。

歳をとってきたせいか、この手の話には弱くなってしまって、
特に最後の話のラスト5ページでは、涙腺が一気に崩壊してしまった。

今日はたまたま、所用があって出かけていて、
移動の電車の中で読んでいたものだから、非常に困った。


2月18日の朝7:40頃、地下鉄の車内で文庫本を読みながら
ボロボロ泣いているオジサンを見かけた人はいますか?
そのオジサンは99%の確率で私です。


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