
GA文庫/2013年01月16日発売/ISBN978-4-79-737280-9/336頁/620円+税
【あらすじ】迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。 「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」 「はいっ! 僕は強くなります!」 どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。 これは、少年が歩み、女神が記す、──【眷族の物語】──(カバーより引用)最近アニメ化作品も増え、順調にブランドを定着させるGA文庫から、4回目にして初めて出た大賞作品が「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」(通称・ダンまち)は大森藤ノ(おおもりふじの)さんの作品。スタイリッシュなイラストはもう説明の必要もないくらい有名なヤスダスズヒトさんが手がけています。 ずーっと気になっていたのですが、遅ればせながらやっとのことで作品に触れることができましたので、紹介したいと思います。

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感想。
主人公のベル・クラネルは駆け出しのダンジョンに夢を見る冒険者。美女・美少女との一期一会の出会いを妄想してといった取っ掛かりで始まるストーリーなのですが、実は女性に対してヘタレだったりとややタイトル詐欺かもしれません(ハーレム物に見えるじゃんよ)。とはいえささやかながら取り巻く環境には、恵まれてはいるのですが。
とそんな主人公はぶっちゃけかっこ悪くて弱いです。とあるきっかけで出会った女性に憧憬を抱いて強くなりたい、並んで立ちたいといった向きで前に向かって進んでいきます。目標(憧れ)に向かって一途な姿勢はなんとも心地よいのですが。
といっても、弱いままでは物語にならないので、スキルや武器に恵まれて着実に実力をつけていくさまはなかなかに見どころで、展開に嫌味がなくて良いです。
主人公と並んで印象に残るのが神ヘスティアの存在。主人公を暖かく見守りつつ世界を俯瞰してる視点が面白く、かつ微妙な好意と自分の立ち位置にやきもきしている姿がとってもかわいいのです。
世界観やレベルアップの設定なども面白くて一気に読み切らせてくれる力は秀逸です。読み終わってすぐに続きを買いに行ってしまいました……連続で感想アップしちゃうかもです。
余談ですが、この「ダンまち」のカバーは何故かPPコートではなく、つや消しのマット加工がされています。GA文庫で知っている範囲だと「ふぁみま」だけがマット加工なんだけれどなんか基準あるんですかね。不思議です。






