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『放射能に負けない体の作り方』

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『放射能に負けない体の作り方』 土井里紗 2011/08 内科医が教える 放射能に負けない体の作り方 (光文社新書)  著者は内科医。 放射線に負けない体を作る方法は病気や老化を防ぐ方法と同じであるという本。  チェルノブイリの事故後、英国で被曝線量0.08mSvだったが小児白血病が200%以上増えたという数字を紹介している。著者は少ない線量でも危険と言いたいようだが、自然放射線が1~4mSvであることを考えると、患者が3倍にもなったということは被曝以外の原因で白血病患者が増加したとしか考えられない。  放射線が体内で活性酸素を増やすのを防ぐことで、その他の原因も含め病気を予防できると述べる。活性酸素は電子を奪う酸化剤。  紫外線は「百害あって一利なし」だという。著者はビタミンDは食事で補給するという考えなのか。電磁波も活性酸素を発生させるので危険だと述べる。  便やおならが臭い人は要注意。腸内環境のいい人はちっとも臭くないそうだ。便が真っ黒という人は、胃や十二指腸からの出血の可能性がある。便に赤い血液が混じっていれば大腸がんの可能性がある。サラサラの赤い鮮血は痔だ。  タバコは体内に放射性物質のホットスポットを作る。大気中の放射性ラジウムを集めて蓄積させると報告されている。  長崎の原爆投下後に治療にあたった秋月医師は「わかめの味噌汁と玄米食」を推奨している。味噌の摂取で放射線障害を予防する効果があるという実験結果がある。たくさん酵素を摂るために、味噌は煮込まない。「砂糖、甘いものを避けるように」とも言っている。著者は清涼飲料水は絶対NGだと述べる。  著者がお勧めする抗酸化物質は、水素。水素水として販売されている。  放射性物質を除去するにはゼオライト。食品添加物として日本でも認められている。


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