読売新聞運動部/著
出版社名 : 中央公論新社
出版年月 : 2013年11月
ISBNコード : 978-4-12-004565-3
税込価格 : 1,575円
頁数・縦 : 269p・20cm
箱根駅伝が生んだ名ランナーと指導者たちの紹介と、箱根駅伝の歴史を綴る。
そもそもは、ストックホルムで行われた第5回オリオンピックにマラソン代表として参加した、金栗四三(かなくりしぞう)に始まる。後に「マラソンの父」と呼ばれるようになる金栗は、五輪での惨敗(途中棄権)を教訓に、「世界に通用するランナーを育成したい」という思いから、箱根駅伝を企画した。駅伝は、一度に多くの長距離ランナーを必要とするからだ。そして、1920年(大正9年)、第1回大会が開かれた。参加校は、早大、慶大、明大、東京高師の4校、初代王者は東京高師だった。
【目次】
序章 箱根から世界へ
第1部 ランナーたちの足跡
“山の神”たちの輝き
花の2区を駆けたエースたち
箱根が生んだ世界的ランナー
福島の系譜
悲運を越えて
箱根が生んだ名監督
留学生の衝撃
学連選抜の存在意義
第2部 箱根駅伝の歴史
箱根創設―駅伝の誕生
大正から昭和へ、戦前の箱根駅伝―南昇竜、村社講平らのベルリン五輪での活躍
戦後復興―戦後すぐの山の神、西田勝雄
日大とのライバル関係から中大6連覇
新興勢力の台頭と伝統校の低迷
中村清と早大復活―伴走車あれこれ
テレビ中継と箱根の盛況―NHKのラジオ中継
駒澤大の時代―逆転の駒大
東洋大の躍進―箱根の優勝
コースの変遷
終章 2013年8月、世界選手権モスクワ大会から
【抜書】
●柏原竜二(p26)
「駅伝は不思議。チーム競技だけど一人で走るので、野球やサッカーのようなチームプレーとは違う。けれど、野球やサッカーより、(チームとのつながりを)思うものはあるんじゃないかな」。
●ラジオ、テレビ中継(p211)
NHKラジオの全国放送……第29回大会、1953年。
テレビ東京、正月の特番で、復路の「ゴール中継」……第55回大会、1979年。第57回大会から、2時間枠での放送。その後、往路の録画・編集した映像を織り込むなどの工夫を凝らし、62回大会まで放送。
日本テレビの全国ネット生中継開始……第63回大会、1987年。65回大会から、全区間をカバー。
●駅伝の誕生(p207)
1917年(大正6年)、東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝競歩競争。50年前に明治天皇が京都から東京へ向かった道のりを、ランナーが昼夜兼行で走り継ぐ。京都の三条大橋から東京・上野不忍池までの500キロ余、23区間による東西対抗戦。東軍のアンカーが、ストックホルム五輪で日本初の五輪マラソン代表となった金栗四三だった。
駅伝の名称は、大日本体育協会副会長を務めた武田千代三郎が発案。朝廷や幕府の伝令が街道の宿駅に置かれた馬を乗り継ぐ「伝馬制」から着想。
●優勝回数(p229)
過去89回(2013年まで)の大会での優勝回数。
14回……中央大学
13回……早稲田大学
12回……日本大学
11回……順天堂大学
(2014/2/6)KG
〈この本の詳細〉
honto: http://honto.jp/netstore/pd-book_25937611.html
e-hon: http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033012930






