私たちの大切なリボン。
生まれて、飛び立った時から、
20年の歳月が流れた。
オカメインコのリボンが、
舞い降りた場所は、
懸命に生きている人達の元だった。
共に生きる喜び、
不安からの解放、
生命の温もりは、
人々に、勇気を与えてくれる。
「おかえりなさい」
祖母のすみれちゃんが卵から孵したリボンは、
きれいな黄色いインコだ。
すみれちゃんと孫のひばりは、
リボンを育てた。
時に、遠い記憶のドイツの切ない思い出に浸りながら、
すみれちゃんは歌った。
そんなある日、
リボンが青空に向けて羽ばたいた。
その後、すみれちゃんは、
元気が無くなってしまった。
どこに行ってしまったんだろう・・・。
リボンは、黄色い羽根と愛くるしい瞳で、
人々に、勇気と希望を運ぶ。
すみれちゃんの死。
大人になったひばり。
不安に打ちひしがれていたひばりに輝く奇跡が。
「こわくないよ」
↧


