特捜部Qシリーズ第4弾です。
未解決事件を専門に扱うコペンハーゲン警察の新部署「特捜部Q」では
80年代に起こったナイトクラブの経営者リタ・ニルスン失踪事件を
再調査していた。
カールの助手・アサドとローサの調査により同じ時期にリタのほかに5人の
行方不明者が出ていたことが明きらかになる。
調査を進めるうちに新進政党の関係者と不幸な過去を持つ老女の
存在が浮上する。
シリーズ第4弾も面白いストーリーになっていました。
このシリーズ大好き!!
1985年、ニーデは夫と共に上流階級の人々が集うパーティーに招待されていました。
そこで偶然ある男に再会してしまいます。
壮絶な過去を夫に隠して幸せに暮らしていたニーデの人生はこの日を境に
崩壊していきました。
そして自分の人生を滅茶苦茶にした関係者に復讐することを決意します。
2010年、特捜部Qでは80年代に起きた失踪事件の再調査が始まります。
そしてある秘密結社の存在が浮上してくるのですが・・・。
1980年代と現在の出来事が交互に描かれていて過去の出来事では
ニーデの壮絶な人生と復讐が描かれています。
そしてラストで予想外の展開が・・・。
気になるアサドの素性は今回も明かされることはありませんでしたが
いつか明らかになる日がくるんでしょうかね~ 楽しみです。
このシリーズの1作目
「檻の中の女」は映画化されデンマークやドイツでは
2013年公開予定らしいです。
そしてシリーズ第5弾は去年の12月にデンマークで刊行されているようなので
邦訳版が出るのを楽しみに待ちたいと思います。