■ヒトコト感想
作者の「極北クレイマー」「ジェネラルルージュの凱旋」「ブレイズメス1990」は読んでおくべきだろ。それぞれに登場したキャラクターたちが、それぞれの使命を受け本作で活躍する。特に世良と速水は本作での活躍を見越して前作を描いたのでは?と思うほど、その役割がしっかりとしている。財政破綻した病院の再建に奮闘する世良は、「ブレイズメス」での金に執着する天城の姿を見つつも、それをうまく消化している。
天城のその後の境遇を予測するような記載もあり、シリーズのファンとしては見逃せない要素が盛りだくさんだ。速水に関しても、あれほど熱望したドクターヘリを導入した結果どうなったのかが詳細に描かれている。速水のジェネラルっぷりが若干弱まったのは、頭を押さえる役割の人物がいるからなのだろう。
■ストーリー
財政破綻した極北市の市民病院。再建を図る新院長・世良は、人員削減や救急診療の委託を断行、非常勤医の今中に“将軍”速水が仕切る雪見市の救命救急センターへの出向を指示する。崩壊寸前の地域医療はドクターヘリで救えるか?医療格差を描く問題作。
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