1時から集落の中の一地区に住んでいる男の人たちが公民館に集まった。行政連絡員、神社総代、寺総代を決める。 黒板に役名と候補の名前が書いてある。ストーブを囲んで、ああじゃこうじゃと話をするが、みんななるのを嫌がっているのが分かる。私が来年度の行政連絡員になるとOさんが言った。それに対してMさんが何か言う。Kさんが、去年の行政連絡員を決めたときのいきさつを述べた。Mさんが納得する。これで決まり。 神社と寺の総代が残る。みんな座ったままでああじゃこうじゃと言う。私は立ち上がって黒板の前に行き進行役になった。神社はUさんが受けた。寺だけになった。Oさんは82歳のHさんを推す。Hさんは「わしゃ、はぁ死ぬ年じゃが、そがなもんが役をやれるかぁ」と強行に断る。Oさんは「自分がいやなものは他人もいやなんじゃけ、誰かがひきうけにゃいけんのじゃけ」という。Hさんは絶対受ける様子はない。埒が明かないので、私が「それじゃぁ、僕がやりますよ」と言うと、神社の総代の任期を終えたKさんが声を出した。総て決まった。 Mさんが「ついでに連絡員の順番を決めとこう」と発して、「ほれじゃぁ、わしがやる」と次々に順番が決まった。4、5年先まで決まった。
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