こんにちは本日おススメする本は 北方謙三さんの『水滸伝 二 替天の章』(集英社文庫)です。
この前のブログでは1巻を紹介させていただきましたが如何でしょうか? 最初なのに盛りだくさんではなかったですか?? これが20巻近く続きます。 どうしても途中で中だるみのような感じが出てしまいますが 1巻を読んで面白いと思った方には是非とも最後まで読んでもらいたいです。 北方版水滸伝は『水滸伝』の続編として『楊令伝』『岳飛伝』と続きます。 特に『水滸伝』から『楊令伝』と引き継ぐ流れは絶妙です。 私としては『水滸伝』の1巻から『楊令伝』の最終巻までを 『北方版水滸伝』と称しても良いと思います。 まだ単行本として刊行中の『岳飛伝』は4巻位までは読んだのですが 正直微妙です。 梁山泊よりも岳飛を中心に書いて時々梁山泊が絡むような感じが 良いのではないかなと素人ながら感じました。 今は宮城谷さんの著作や北方さんの水滸伝を再読?再再読??しているので 『岳飛伝』は単行本が完結して文庫になったらこのブログでも 紹介していこうと思います。 一応、『水滸伝』の感想をこのまま紹介していって『楊令伝』はもちろん 『楊家将』や『血涙』そして『史記』のレビューを終える頃には 『岳飛伝』の文庫が刊行されているのではないかと思います。 今現在このブログでは中国の歴史小説を主に取り上げていますが 基本的にはミステリやホラー、幻想文学から海外小説 そしてもっと軽いジャンルまで広く浅く紹介していくつもりですので 自然に中国の歴史小説を紹介する間隔も長くなったり短くなったりしていくかと 思われます。 さて前置きが長くなってしまいましたが 北方版水滸伝の2冊目です。 林冲が高俅や李富らの謀略によって牢に入れられ滄州へと流罪になります。 それを利用して同じく滄州の牢に閉じ込められている人間を救い出します。 そして今度は林冲は逃亡者という立場を逆手に取り 梁山湖の山塞の義賊に入山を求めます。 水滸伝の肝は梁山湖に砦を築き梁山泊を結成することなので 当然林冲は当然梁山湖の山塞に入山を果たし宋江や晁蓋が頭領となるのですが ここが北方版水滸伝の序盤の見せ場の一つと言えるかもしれません。 志を貫くには必ずしも正攻法というわけにはいかない。 善人を装って義賊の仲間である飲食店の店主に近づいたり これはと思った軍の人間にワザと失敗をするように仕向け 政府や軍に居づらくさせると同時に政府に反感を抱かせたりするやり方が この時からすでに始まっています。 最後に2巻に登場する人物で覚えにくいけど結構重要な人物達を 勝手に選んで紹介しておきます。 武松や楊志など嫌でも勝手に覚えるであろう人物は載せておりません(笑) 朱貴(しゅき):食堂の店主、梁山湖への連絡係。 薛永(せつえい):剣術も使えるけど人を斬るのが嫌いな薬師。 金大堅(きんだいけん):印鑑の偽造を担当。 䔥譲(しょうじょう):関所などを通る際に役人に見せる偽の書類や証明書を作成。 湯隆(とうりゅう):梁山湖の山塞の牢に入れられていた鍛冶屋。 候健(こうけん):表向きは仕立て屋だが諜報活動などをしている。↧







