- 作者: 北 夏輝
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
あらすじ
彼氏と同じ大学を目指しながらも、
受験に失敗し、従叔父のいる大阪の大学に入ることになった友恵。
挨拶へ赴くと、従叔父は「黒衣」と呼ばれ、大学教授の
「殿下」、
女装の大学生「サカイ」と、たこ焼きパーティをしていた。その3人らと大阪ミナミ、
京都・東寺の弘法市などを巡った友恵は、美男子で頭脳明晰だが、
やけに無愛想なサカイのことが気になっていく…。
(amazonより)
ネタバレしてしまいそうなので感想は↓に書かせて頂きました。
読んでいたらたこ焼きが食べたくなりました。
単純なので(笑)
『恋都の狐さん』 と同じように関西が舞台の話でした。
どうしても私の印象は関西の文化やお祭りの案内に
恋愛要素を足してみましたというイメージが強いです。
主人公が「この瞬間にグッと来た!」という場面はなんとなく分かるのですが
流れに任せていつの間にかお互いが好きになっていたという感じが否めないです。
特にサカイは主人公のどこに惹かれたのか謎で
あっという間に告白してハッピーエンド。
どうも私はそこが腑に落ちませんでした。
狐さんが作中に出てきたのは遊び心があって良いなと思いましたが、
やはり文化紹介の方が長けていた気がする小説でした。