その炎を防ごうと上げたルーズベルトの腕が
一瞬にして炎に包まれていく。
「なっ! なにぃっ!?
なぜ燃える!?
ありえんっ! ワシの腕がこの程度の炎で焼けるなど…」
自身の焼け焦げる腕を見て呻く間にも、
人の肉のこげる匂いがあたりを満たし、
炎は上腕へと広がっていく。
腕をバタバタと自分自身に当てて
火を消そうとするが、
火が当たった部分から服に燃え移り、
ルーズベルトは全身炎に包まれていく。
「があああっ! 熱いっ!! 誰かこれを消してくれ…」
悲鳴をあげるルーズベルトの動きがいきなり止まったかと思うと、
その全身が凍りに包まれ、海中へと没していく。
「増上漫な若造が……。
仕方がない、
ここはわしが一人で作戦を完遂するか…」
ルーズベルトが消えたあとに立っていたのは、
腰越で逸鬼と戦っていたはずのワシントンだった。
つづく
ルーズベルトが消えたあとに立っていたのは、
腰越で逸鬼と戦っていたはずのワシントンだった。
つづく





