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伯爵が遺した奇跡

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伯爵が遺した奇跡 (ハーレクイン・イマージュ) ■作:レベッカ・ウィンターズ ■訳:宮崎真紀 ■☆☆☆☆☆ <概要> 去年の11月、サミは旅先のオーストリアで雪崩に巻き込まれた。 暗闇の中、リックと名乗る男性と閉じ込められた彼女は、 互いに励まし合い、残された命を燃やすようにして抱き合った。 その後助け出されたサミは、彼が亡くなったことを知る。 そして彼女のおなかには、新しい命が宿っていることも・・・・。 1年後。サミは幼い息子を連れ、イタリアのジェノヴァに降り立った。 その地にいると聞いていた、リックの家族を訪ねるつもりだった。 ところが現れたのは忘れもしない、愛を交わしたリック本人! 彼が生きていたなんて・・・・感涙にむせぶ奇跡の再会も束の間、 サミは彼の正体を知って愕然とする。なんですって、あなたが伯爵・・・・? <感想> 極限の状態で暗闇の中に閉じ込められ、死の恐怖の中で互いの温もりと言う『生』にしがみつくことは結構話として聞くので、二人がそうなったのは甘受するとして・・・たまたま閉じ込められた相手が対面してみれば美男美女と言う都合の良さw 読んでいて腹が立って腹が立ってw ヒロインはまるで偽善者、なんでそこまでへりくだるかな? ヒーローはヒロインの存在を利用して自分の結婚をぶち壊したい感みえみえでw 仮に結婚することになっても、ヒロインを近くに置いてあわよくば愛人として囲ってしまおう的なことを真顔で宣うしw 愛人にしようとは思っていないにしろ、ヒロインが他の男と結婚するなど想像したくもないと言う独占欲全開な脳内w ヒロインと再会した瞬間から婚約解消のシナリオを練り上げていたに違いない。 結局、最後はヒーローの思い通りに決着。 それにしても・・・暗闇でセックスした仲なのに本名名乗りあわないってww イタリアの人って石を投げれば、マルコとかアレッサンドロとかフランチェスコとかに当たるくらい非個性な名前多いから、みんな愛称で呼びあう感じだけど、それだって自分の名前に多少掛かってる愛称で呼ばれてるっぽい。 なのにヒロインときたらw 父親にちなんだ愛称なんて、本名とまったく関係ないしw そら、ヒーローが必死に探したって見つかる筈ないよねぇw 本名を名乗りあっていたらまた違った話になっていたろうし、そっちの話を読んでみたかったかもですね。 死んだと思っていた設定がない分、ここまでぱっと燃え上がることはなさそうでw ここまで何の障害も感じない(ヒーローが婚約中設定は障害とは思えなかったので)ってことは寧ろなさそうな予感w ヒーローがとことんヒロインを探す設定はどうだろうか? ヒーローの死んだ父親の借金問題を突きつけられて、最後まで探す時間は無かったか・・・? 2013年12月5日発行


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