記事が一ヶ月遅れになってしまった・・。 「コバルトブルーのパンフレット」(赤川次郎) 杉原爽香三十七歳の夏。新たなプロジェクトはカルチャースクールの再建。そんなところは興味が持てます。 この巻のことではないですが、以前に比べてだんだん脇道の事件が使い捨てというか伏線になっていなくなっているのが物足りないところ。また、本筋の事件も爽香が関わるものの、真相がはっきりしないままだったり、この人はこの後どうなったんだろうというのが多い気がする。まあ、現実的にはそんなものなんでしょうが・・。 「楊令伝 八 箭激の章」(北方謙三) ついに半分まできました。大戦が進行中。 「指輪物語3 第一部 旅の仲間 下1」(トールキン) 固有名詞とかは訳さなくてもいいんじゃないのと思うところもちらほら。意訳した方がいい場合ももちろんあるのでしょうが・・。 「背教者ユリアヌス」(辻邦生) 二段組な上に版が古いせいか(?)字が小さい!さらに700ページもあって重い・・。うう、文庫で読みたかった。 そんな本だから読むのが大変かと思いきや、内容は読みやすい。でも時間はかかる。1時間で30ページほどしか進まない。 キリスト教をローマ帝国に浸透させたのは、コンスタンティヌスの影響ももちろんあるけれど、その死後の司教の対応に因るところが大きいように感じました。 以上、4冊。
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