2007年マガジンハウスよりのジュディ・バドニッツ短篇集『空中スキップ』岸本佐知子訳、を。
発売当時、私はバドニッツの存在を知らなかった…。
「イェルヴィル」、「チア魂」、「作曲家」、「ハーシェル」などなど23の短篇はおもしろくて
どぎまぎ。アメリカという速成された国で生まれ育ったらばこその発想なのだろう。
いちばんすごいのは「イェルヴィル」で、娘のボーイフレンドが育った町=絶叫町のリアルな
ブラックが繰り広げられる。
彼女自身が演じる映像作品「The Furture」より、私にとってはやはり小説のほうが面白い。