Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

BL小説「ふったらどしゃぶり When it rains, it pours」 (一穂 ミチ)

$
0
0
ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン)

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours (フルール文庫 ブルーライン)

  • 作者: 一穂 ミチ 画:竹美家らら
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2013/09/12
  • メディア: 文庫
【あらすじ】
同棲中の恋人とのセックスレスに悩む一顕。報われないと知りながら、一緒に暮らす幼馴染を想い続けている整。ある日、一顕が送信したメールが手違いで整に届いたことから、互いの正体を知らぬまま、ふたりの奇妙な交流が始まった。好きだから触れてほしい、抱き合いたい――互いに満たされない愛を抱えながら、徐々に近づいていくふたりの距離。降り続く雨はやがて大きな流れとなってふたりを飲み込んでいく――。(フルール文庫 ブルーラインより)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度 ★★★★☆ 挿絵お気に入り度 ★★★★☆ 感想。。。 一顕にも整にも、正直、“キャラ萌え”はなかったけれど、でも物語としてはとても面白かったです。 読み終えた感じは、BLというより一般文庫っぽかったなーという感想。 一顕も整も、決して、思う相手に対して不誠実だったわけじゃない。 とことん“好き”という思いをぶつけている。 一顕の彼女・かおりや整の同居相手の和章だって決して身勝手な人たちではなかった。 ただ、価値観の違いというか・・・。 一顕の場合は男女のお互いが求め合う価値観の相違・・かな。 でもワタシも女性なので、かおりの気持、分からなくはなかったかな。 むしろかおりに限りなく近い感じかも。 結果的に一顕と別れる事になってかおりはちょっとかわいそうだった。 まぁそういう流れにならないと「BL」にはならないのだけれど^^; 整の場合は一顕とかおりのパターンとは全然違う。 むしろ和章の真実、というか和章の本当の気持を知ってしまったらこの別れがなんだか胸苦しかった。 整の両親の事故がこの2人の関係を全て変えてしまった・・・という感じかな。 一本の間違いメールから、少しずつ、少しずつ、一顕と整の距離が変わってきて、同時にお互いの相手の関係にも微妙に変化が生じてくる。 この辺りがホントにじわり、じわりとゆっくりで、全然進んでない感じなのだけれど、でも確実に変化していってる。 タイトルの「ふったらどしゃぶり」の通り、ある時、それが一瞬にして激変する。 とにかくこの変化に読み入ってしまった。 一顕も整もお互い別れて一人になっても、特に付き合うとかいう流れにならずに終わる本編が、最後の締めくくりまでこの物語らしくて良かった。 でも同時収録では、きっとこの2人の関係も良い方向に向っていくんだろうなっていう感じが書かれているのでちょっとほっこりさせられました^^ ただなんとなく4人の登場人物の中で、和章がとても気の毒な気がするので、彼もいつか幸せになれるといいなと思ってます。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

Latest Images

Trending Articles



Latest Images