◇ 隠れメタル読了本 期間 : 2013年05月 読了数 : 10 冊 | |
ドロレス・キャノン / ナチュラルスピリット (2010-06-25) 読了日:2013年5月31日 いや、すごいわ。宇宙人から人間に転生してくる際にアカシックレコードから地球での誰かの過去生を刷り込むことがあるんだって。記憶とか記録というのは現実と虚構の境界をいっぺんになくしてしまうものなのだな、などと全然関係ないこと考えながら読んだ。 | |
池波 正太郎 / 新潮社 (2003-01) 読了日:2013年5月30日 小太郎誕生のめでたさの陰で、昔関わった人物たちのことに心痛める小兵衛と三冬が印象に残ってしまって、なんだかめでたい巻のはずなのにもの悲しくなってしまった。 | |
カール・グスタフ・ユング , W.パウリ / 海鳴社 (1976-01) 読了日:2013年5月28日 観測者に左右される客観的世界と、普遍的な法則があるようにみえる主観的世界。なんだかややこしい。ケプラーの言ってる世界観がさっぱりわからんけど、あれから客観的な法則が発見されたのだからと思うと感無量。 | |
司馬 遼太郎 / 新潮社 (1965-05-04) 読了日:2013年5月22日 伝奇としてはあまりぶっ飛んだ感じじゃないなあ、と思いながら読んでいたのだが、まあこういうものは最後まで読んでみないとわからないもんですわ。あの結末のためにここまで引っ張ってきたかといった感じ。 | |
河合 隼雄 , 中沢 新一 / 朝日新聞社 (2001-02) 読了日:2013年5月18日 宗教とか神話というものは事実関係を検証するのが難しいくせに、それがないと人間の心は干からびてしまう。中沢新一はよく日本の学者からフェイクといわれたそうであるが、事実(この場合物理的な証明のことをいうのだろう)って一体なんだろうと思う。 | |
池波 正太郎 / 新潮社 (2003-01) 読了日:2013年5月17日 大治郎の名を騙った人斬りが次々と起こる長編。誰がやっているのかわからないまま事件が繰り返されていく場面に読む手が止まらない。今回いろんな縁の人が協力してくれたんだが、どこで出てきたか思い出せない人もいて、シリーズ再読の必要性を感じた自分の記憶力の不確かさに憮然。 | |
窪 徳忠 / 講談社 (1989-05-08) 読了日:2013年5月15日 本作は中国の古典からさまざまな道教に関する話を集めて、民俗としての道教の素顔をとらえようとしている。読んでいくと、日本の習俗の元になったような話もあり、儒教ならず、こういった民間レベルでの文化の影響を受けていたのだなと思う。 | |
V.S. ラマチャンドラン , サンドラ ブレイクスリー / 角川書店 (1999-08) 読了日:2013年5月11日 これを読むと心も身体なのだなあ、ということがよくわかる。しかしそれは脳の働きに過ぎない、という意味なのではない。それ以上の何か、である(すまん、うまくいえない) | |
池波 正太郎 / 新潮社 (2003-01) 読了日:2013年5月5日 まだこのシリーズ全部読んでないけど、9巻まで読んだ中ではこれが一番好きかな。本来真っ当な人が複雑な事情で最期を迎えるという話がじんわりくる。また「冬木立」のなんともいえない哀愁がたまらない。いいことをしているつもりでもそうでない場合ってあるもんなあ。 | |
中井 久夫 / 筑摩書房 (2009-04-08) 読了日:2013年5月3日 日本は無名の人が支えている国という指摘、そうだよなあと思う。その無名の人が報われない社会になれば日本はどうなってしまうのだろう。すでにそんな徴候が現れている現在としてはなかなかに重たい問題だ。 |
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2013年5月
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