まえがき 130年思想を読むために 松岡正剛 第1章 子どもの頃に読んだのは 小学校6年生のときの本棚を再現しようと試みる / 学習塾のセンセイの誘いで本の世界へ / 自分たちで作った学級文庫 / アイドルだった高橋和巳、隠れて読んだ五木寛之 / 本がなければ、人は何事も話せない / ポルノグラフィーとしての本の力 / 「読書ノート」の作り方 / 「伝えたい相手」のない思想は、つまらない 第2章 論壇からエロスも官能も消えた ポストモダンが奪ったもの / 大胆に伏せて、開ける / 異質を取り込む耐性がない / 悲劇は「批評」の誤解から始まった / 引き算の思想を 第3章 ナショナリズム、アナーキズム、神道、仏教・・・ 読書には見取図が必要だ / ユニテリアンの影響といじけたキリスト教 / 清沢満之と大拙の禅と無 / 自死の思想の恐ろしさ / ナショナリズムは「下品な箱」に入れられた / ファシズムの研究がない / 社会主義、共産主義 / 資本主義とアナーキズム 日本を見渡す48冊 第4章 民族と国家と資本主義 ヒトラーが生まれてニーチェが活躍する / フランクフルト学派のアメリカ批判の意義 / 1990年代の日本は社会学者だらけだった / ナショナリズム論はアンダーソンよりゲルナー / 日本に稀有な思想の逆張り / 自然科学の上書きと構造主義の登場 / アメリカのポストモダンは脱工業主義とともに・・・ / 何かを失ったドイツ / 男性の陰に隠れた女性たち / インテリジェンス、戦争、革命 海外を見渡す52冊 第5章 ラッセル、養老孟司、弘兼憲史 学問の普及に不可欠な「通俗化」 / ソ連からロシアに受け継がれた、質の高い通俗化の技術 / ソ連が通俗化に長けていたのはなぜか / 解体して文化を残したソ連、文化を殺戮する英語 / 日本は「学説」と「国家」を詰める作業を放棄した / 優れた通訳の背景にあるもの / まずは、世界の通俗書を / 戦前から戦後へ、哲学の試み / 「通俗大学」としての京都大学の仕事 / なぜか忘れられるジャーナリストたち / 論壇の通俗化は成功したか / 右翼思想も通俗化できていない / あえて映画による通俗化を語る / 漫画の世界を垣間見る / 小説家の手に委ねられた? 宗教の通俗化 / 「制度化された学問」の外で育まれる通俗化 「通俗本」50冊 あとがき 佐藤優
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