こちらも下書きのまま保存していた記事です。 せっかくなので当時の感想のままアップします・笑
****************** 【あらすじ】 白狐の像に封じ込められていた妖しの封印を解いてしまった彫物師の秀誠。紺と名乗るその妖しは、秀誠を三百年前に愛した男の生まれ変わりだと言い、いじらしいほどに一途な想いを寄せてくる。「しまった、──……可愛い」これまで男を抱きたいと思ったことのない秀誠だったが、紺のひたむきさに、知らず心を惹かれはじめる。しかし、紺から好意を寄せられるほどに、彼の過去の男に嫉妬を覚えるようになり──。書き下ろしは、人と妖しというリスクを背負う恋人たちの『水鏡』&『光の先』。 ****************** この本の紹介を見てからずっと読みたいと思っていたので、買った友達から即レンタル(笑) “読みたかった”という思いを裏切らなかった可愛らしい物語でした^^ この挿絵の三池こむろさんの絵もぽわんとしていて好きなんですよねー。この物語にはすごく合ってるように思います^^ で。物語はと言うと。 ある事情により白狐の像に封印され、300年もの間“秀誠”を待ち続けたの妖しの紺。 現代、同じ“秀誠”という名前の彫刻師にその封印が解かれ、紺は“秀誠”の生まれ変わりだと言い、一途に健気に懐いてきます。 秀誠は自分の育った環境も影響して“生まれ変わりなんて絶対信じない”と言い張る反面、そんな紺に対して、“今の自分自身が”どんどん引き寄せられてしまうのを感じています。 でも秀誠のその気持ち、すんごく分かるくらい、紺の一途さが本当に可愛い。 秀誠の友人であり、神主である祥真が、紺に対して、厳しい警戒をするのが読んでいて逆にカチンとくるくらい(笑) 祥真の言いつけで数珠を持たされている秀誠に近づけない紺がくすん、くすん泣いている姿なんて「おーヨシヨシ」ものです。ホント・・・^^ ・・・ですが。 祥真の“忠告”もまんざらオーバーではなく、紺は秀誠を襲います。 「・・・秀誠さんでなければ、こんなに憎いはずはない・・・」 紺のこの言葉を読んだ瞬間、ちょっとゾッとしちゃいましたよー^^; でもそれにもちゃんと理由があって・・・。 愛憎という言葉があるように、紺の300年前の秀誠に対する思いは決して優しいものだけじゃありませんでした。大好きすぎた人に裏切られたと思ったその心は憎しみというものに変える・・・。 こういう事情は300年前であっても現代(いま)であっても、“何かのせいにして自分は守られる”という人の卑怯さは変わっていないなと思いつつ・・・紺はその「卑怯さ」の犠牲になり、紺の封印はその犠牲から精一杯守ろうとした300年前の秀誠の心だと、現代の秀誠の言葉で、やっと憎しみの心から解放される紺。なんだかホッとしました。 300年と一言でいうには気が遠くなるほどの時間を紺は孤独と戦いながら、そしてそれに負けないために、愛を憎に変えてでも、いつか秀誠が迎えにきてくれる日がくると信じて、紺は自分と戦っていたんだよね。 秀誠は生まれ変わってでも、その約束を果たした・・・。 ・・・ん? そー言えば、最後まで認めてなかったよねー。秀誠。 でもいい。 大切なのは「今」であって、きっと300年前よりずっと、今の秀誠は紺を愛していると思うし^^お幸せに・・・♪ 同時収録「水鏡」は秀誠と紺の、東京で一緒に住んでいるその後のお話。 「光の先」は秀誠の友人である金髪碧眼の神主・祥真と美しい鷹の化身・緋耀のお話。 こちらもさらにファンタジーで、とても良かったです^^ ---------------------------- この後、ドラマCDも聴いた記憶があります。 秀誠はコニタン(小西克幸)さん、紺は神谷(浩史)さん。 この頃って、BLドラマCDも豊富だったし、キャストも豪華だったんだよねー。 もちろん、今もキャストは豪華だけれど。↧







