そこで、助けてくれたのが、なんとぎょろめだったのだ。
「どうしたの?最近、来ないじゃない?」
あまり話したことのないぎょろめからのメッセージ、とりあえず返事、
「ちょっとマスターとあって、お休み」
と、「なんなら話聞くよ。今日、行くから」
それから30分後なんとぎょろめは俺の住むアパートの前にいた。
・・・ちょっと気味悪いが、とりあえず昼ビールしながら話をしていると、
盛り上がってしまった。
ぎょろめはぎょろめに優しい雰囲気を醸し出し、俺の話を傾聴している。
「そうかぁ、まぁ信之はそういうところあるからなぁ。
まぁ、言っておくよ。まぁ、そういう時は散歩だよ」
外はいい天気だった。歩いてないなぁ。
ちっぽけな公園の方に向かって歩いていると、俺の心も晴れてきた。
「健太くんは友達とかいないの?」
「うーん、数年前に親友が亡くなってからは・・・」
「じゃ僕がなるよ。裏切らないからさ」
不覚にも泣きそうになってしまった。気持ち悪いが、友達がいないのは辛いものなんだ。
それからぎょろめと息が合ってしまって古いフォークの話で呑み屋へ突入。
うっ憤を晴らすかのように呑み食べたが、支払いはぎょろめがしてくれた。
「じゃ、まぁギターでも練習しといてよ。信之と話しついたらメッセしますから」
「あ、はい。ありがとうございました」
「他人行儀だなぁ。もうバンド仲間なんだから、キチと呼んでよ。じゃな」
・・・バンド?まぁ、そういう話になってしまったのだろうな。しょうがない。
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ライブバー「ぎょろめ」2
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