『ノウハウ・マネジャーの教科書』 久野正人 2017/11
著者はBCS認定プロフェッショナルビジネスコーチ。 「ノウハウ・マネジャー」とはどのようなものか紹介する本。
ノウハウ・マネジャーは、部課長などなどのポジションマネジャー(管理職)と現場のメンバーの間に位置して働く人たち。 具体的に言うならば、プロジェクトリーダーや社内コーチ、研究者、サービスエンジニアやシステムエンジニア、マーケターなど。専門性を持って働き、そのスキルやノウハウを周囲の人たちに教え、導く現場のリーダー。 彼ら・彼女らが持つ最新のノウハウで、仕事はもちろん、現場のクオリティが決まる。「会社の空気」を支配しているのは、実のところノウハウ・マネジャー。 ノウハウ・マネジャーの質で会社の質が決まる。
次世代型リーダーとして果たすべき3つの役割は「リーダーシップ」「マネジメント」「フォロワーシップ」。
30年前(1980年代)に米国はホワイトカラーの働き方改革を行った。 「ナレッジマネジメント」「ナレッジワーカー」という経営方法と働き方が提案された。 仕組みを整え、築くことが変革時に有用であることを米国経済は立証した。しかし皮肉にも、ノウハウは蓄積されにくく、共有されにくくなった。
「書く」時点でノウハウ共有は失敗している。ノウハウの共有はデジタルアーカイブやドキュメントですべきという考えは、マニュアル文化的で古い考え。一方、「人」を介してノウハウを共有すると、それは単なる情報から「知識」、そして「知恵」へと変わる。
成功するビジネスパーソンは、9つの「成功の暗黙知」を知っている。:①ルーティン ②仕事量 ③タイムマネジメント ④アウトプットの最大化 ⑤プレゼンテーション ⑥期待値に対する働き方 ⑦決断力 ⑧トライアウト ⑨リスクとのつき合い方。
結果への執着=「バッドサイクル」。関係性の重視=「グッドサイクル」。 関係の質を高める2つのエンジンは、コミュニケーションスキルと、役割の理解度と実践度。
リーダーシップ:未来予測を目的に求められる。新しいものを作り出す際に発揮すべき能力で、周囲がわかっていないものを把握し、伝える。
マネジメント:目の前の課題を解決することを目的に、目の前のタスクを管理すること。
フォロワーシップ:仕事の決定権を持つ人に対する説得と受容、「ポリティクス(社内政治)」を行うこと。
周囲からの評価が低い人と高い人の違いは「マネージメントとリーダーシップの使い分けをしているか」否か。
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