加賀恭一郎シリーズ10作目です。 加賀が捜査一課というエリート街道を捨ててまで所轄への異動を希望した理由が明らかになります。 悲劇なんかじゃない。これが私の人生。 加賀恭一郎は、なぜ「新参者」になったのか---。 明治座に幼馴染みの演出家を訪ねた女性が遺体で発見された。捜査を担当する松宮は近くで発見された焼死体との関連を疑い、その遺品に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることに加賀恭一郎は激しく動揺する。それは孤独死した彼の母に繋がっていた。 シリーズ最大の謎が決着する。 吉川英治文学賞受賞作。 (出版社HPより) 一見関連のなさそうな3つの殺人事件が加賀の捜査によって繋がりが明らかになる過程が見事です。 更には過去と現在の謎が繋がるという構成も巧み。 なんといっても加賀恭一郎の過去が明らかになる場面に感動しました。 なぜ父親と対立したのか、これまで影すらなかった母親とはどんな人だったのか。 ただ、犯人に同情の余地は十分にあるのですが、どこか感動までは遠いです。 その意味では『白夜行』は素晴らしい作品だったと思います。 映画も公開中です。 http://inorinomaku-movie.jp/
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