柚月裕子の『孤狼の血』を読みました。この著者はわたしにとっては『慈雨』以来ですが、『慈雨』とは、全く趣のことなるハードな作品となっています。 役所広司主演で、今年5月に公開が予定されている映画の予習として読みました。この手のパターンでは 原作に比較して、映画にガッカリすることが多いいのですが、現時点では、映画への期待が膨らみます。 映画の公式サイトを見ながら、この役はこの人が演じるのかと思いながら、楽しみにしています。 ところで、本作は、広島の呉を舞台にした暴力団同士の抗争と警察との関係を描いていますが、差別では ないけれど、女性作家がこんなに骨太な作品を書くのかと正直、驚きです。 暴力団との癒着が噂されるベテラン刑事大上を役所広司が、新たに大上のしたに配属された新米刑事日岡 を松坂桃李が、そのほかにもそうそうたる面々が演じます。 刑事大上の最期と、その後の後日談が少しあっさりしすぎていると言う印象が残ります。ただ、最期に日岡が抱えていた密命が明かされる点と、それに対する日岡の態度には感銘を受けます。そんなに単純に割り切って良いのかと疑問残りますが・・・。
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