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飛鳥井千砂さん「チョコレートの町」

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チョコレートの町 (双葉文庫)

チョコレートの町 (双葉文庫)

  • 作者: 飛鳥井 千砂
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2013/07/11
  • メディア: 文庫
飛鳥井さん、初読みです。 不動産会社の支店で店長の遼は、故郷にある店舗に一時的に赴任することとなった。シャッターの下りた商店街、傍若無人な昔の同級生、どこか馴染めない家族…。一刻も早く元の店に戻りたい遼だが、友人の結婚問題や、父親の退職などを経て、徐々に気持ちが変わってゆく。―俺、ここに帰ってきたいのか?「故郷」を持つすべての人の胸に、チクリとした痛みと温かな想いを呼び起こす物語。 (「BOOK」データベースより) タイトルだけではどんなストーリイなのかわからなかったのですが、なるほど、故郷にチョコレート工場がある町なんですね。 そんなにチョコレートの匂いがするんでしょうか。想像つきません。 残念ながら故郷を持たない人間なので、「故郷に帰る」ということがピンとこなかったのですが、主人公の遼の気持ちの移り変わりというものが手に取るようにわかりました。 家族や友人との関係から逃れたくて都会に出た遼が、「外部の視点」でもって故郷を眺め、触れ合うことで再認識をしていく。 それは終幕で遼が、「東京に『帰る』」と言わなかったことに少しの変化が見られたと思います。 中盤から物語の展開がうっすら見えてきたのが残念でした。

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