「刑事・雪平夏見シリーズ」の第4弾です。時間軸的には前作からの続きとなっています。
シリーズを通して読まないとわからない箇所もあります。
犯人から3発の銃弾を受けた雪平夏見は、体に後遺症が残り、最早刑事として復帰することは難しいと宣告され捜査一課を離れる。新しく上司になった島津管理官に自宅に誘われ、警察官人生で初めて同僚たちとの楽しい団らんの時を過ごす。その帰り道、マンションの玄関で男とすれ違った雪平がしばらく経ってから“刑事の勘”で島津家に戻ると、先刻すれ違った男に惨殺された島津夫妻の姿があった。雪平は犯人と格闘したものの、体にハンデを抱えていたため取り逃がしてしまう。山路捜査一課長の理解もあり、元相棒の安藤の協力で独自に犯人を追うが、島津夫妻と同じような状態で殺される別の事件が発生する。
(wikipediaより)
前作までと比べるとミステリ色は薄かったです。シリーズを読んできた身としては犯行の動機もありきたりで「らしさ」を感じなかったのが残念です。
その一方で犯人像の捉えどころがなかっただけに、犯人が明らかになったときには正直やられたと思いました。ただ、果たして本当にそんなことが可能かという疑問が残りました。
テレビで活躍している作者だけあって、展開や文章はテレビドラマ向けだなあという印象です。ちょっと、受け入れられない偏狭な自分がいます。。。
タイトルは意味深です。
↧