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『世界の見方が変わる50の概念』 齋藤 孝著 草思社

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世界の見方が変わる50の概念

世界の見方が変わる50の概念

  • 作者: 齋藤 孝
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2017/06/23
  • メディア: 単行本
「概念」を使いこなすクセをつけ、実際に「概念」を使いこなして生きる力に変える」よう助ける本。50の「概念」がセレクトされている。それらは、著者が大学に入ってからずっと使いこなしてきて人生の役に立った「概念」。それぞれの解説において、著者は、「概念」の学問的背景押さえつつ、実際、どのように使ってきたかという視点を加味している。質問と答えの形式で、一つの概念が4ページで示されていく。読み物としてもオモシロイ。(以下は、「序 〈概念〉を味方につければ、世界の見方が変わる」からの抜粋しまとめたもの)。 「概念」の辞書的な定義は「事物の本質をとらえる思考の様式」、「具体的なものごとはさまざまバラバラに見え」るが、「そこに共通する〈本質〉をつかまえて言葉にしたものが〈概念〉」。ゆえに「抽象的なもの」。 「概念でいろいろなものを見ると、ものごとが新しい視点で見え」、「具体的な見方では見えてこない本質まで見通すよさが抽象語には」あり、「すぐれた概念は、世界の見方、ものの見方を変えてくれ」る。たとえば、ニュートンの万有引力という概念によって、人類の宇宙観は変わった。 「すぐれた概念は、先人の知恵と思考の結晶。世界の見方を変え、思考を豊かにしてくれる。不安定になりがちな心をしっかりさせてくれるものでもある。概念を知って味方につけると、世界がクッキリ見えてくる。新しいものの見方で自分や社会を見ると、これまで思っていたこととちがうことが見えてきて、今までもやもやしていたのがスッキリする。概念には、人生をラクにしてくれる効用がある。概念を味方につけると、この世界に対する処方箋が見えてくる。 概念はものごとを見る視点、世界を見る視点。視点を持っていると、いろいろな現象がつながって見えてくる。異なる現象がつながってきて、共通するものとして見渡せるようになる。一つひとつの見た目のちがいにとらわれないで、見渡して共通のものが見えてくる。 概念を味方につければ、思考力が高まり、思考の生産性が上がり、世界の味方が変わる。概念を使いこなせるようになると、見える風景がちがってくる。「知性とは概念を使いこなす力」。 本書の目的は、概念を知識として身につけているだけでなく、自分のエピソード付きの経験として語れるようになること。「(ある概念を)自分の経験でちょっと言ってみてください」と言われたときに、自分に引きつけて考えられるならば、それは概念が使いこなせていることになる。 厳しく複雑なこの世界を生き抜くために、〈概念力〉を身につけたい。 取り扱われている「概念」は、以下のもの。 パノプティコン、野生の思考、オリエンタリズム、ノマド、トゥリー/リゾーム、記号の消費、差異の体系、パラダイム、反証可能性、実存主義、不条理、間主観性、エス/自我/超自我、快感原則/現実原則、中庸、イデア、理念型、超人、身体知、自然体、呼吸、型、技化/質量転化、顧客、マネジメント、交渉、他力本願、アイデンティティ、天地有情、離見の見、スタイル、加速度、フロー体験、弁証法、胆力、素読、マインドフルネス、通過儀礼、過剰性、美意識、単独者、浄化、祝祭、侵犯、上機嫌、模倣の欲望、ビルドゥング、智・仁・勇、悟り、粋

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