「ブラックペアン1988」、「ブレイズメス1990」の若き日の世羅シリーズ。
正直に言って、「ジェネラル・ルージュの凱旋」以降は本編よりもこっちのシリーズのほうが面白い。
本編は医療行政への批判が濃くなってきているが、本シリーズでは技術職としての医者の魅力が描かれている。実在の人物を取材した「外科医 須磨久善」も本書へのインプットとなっているのだが、技術を極めた医者の魅力が本書からは漂ってくる。
筆者が世に問いたいことからは外れるのだが、本書に出てくるような人々のほうが本編で語られる問題よりも単純に楽しめる。
☆☆☆☆(☆四つ)
他のBlogの反応はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/gaya1214/62533571.html
http://d.hatena.ne.jp/Toshi-shi/20130808/1375912068
http://lazymiki.blog110.fc2.com/blog-entry-1634.html
http://horiken.at.webry.info/201310/article_7.html
http://mayumusic.blog.so-net.ne.jp/2013-07-31
個人的には、坂田局長がチェスを理解しているシーンが一番衝撃的。頭の回転も悪く無いじゃん……。
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